Kensaku Kakimoto

Top Photo:シリーズ Time Tunnelより「Time Tunnel 03June」 2020年 ©Kensaku Kakimoto

Kensaku Kakimoto

ありのままの一瞬を写した作品群

映像演出家・写真家の柿本ケンサクの写真展「As is」が、キヤノンギャラリー開設50周年記念展として品川、銀座、大阪の3拠点で順次開催中。

「+46-014 Stockholm」 2023年 ©Kensaku Kakimoto
「Trimming23 016」 2023年 ©Kensaku Kakimoto

多くの映像作品を生み出す傍ら、広告やアーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動する柿本ケンサク。
2021年の大河ドラマ「青天を衝け」のメインヴィジュアルとタイトルバックを演出し、同年公開の映画「恋する寄生虫」の監督も務め上げた。

また、2022年夏には「-TIME-音羽山清水寺」展を開催し、今年は「浅間国際フォトフェスティバル2023 PHOTO MIYOTA」に出展するなど、現代美術家としても国内外で精力的に写真作品を発表してきた。

柿本は社会の中に何気ない音や物体など無数の「点」の存在を感じ、それらを今この瞬間のありのままの姿で撮影することをライフワークとしている。

シリーズ TRANSLATORより「+46-015 Stockholm」 2023年 ©Kensaku Kakimoto
シリーズ KAN-NONより「月の庭 暗」 2022 ©Kensaku Kakimoto

本展は、3拠点共通タイトル「As is」を冠して開催。
キヤノンギャラリー S(品川)では彼の作品画像・映像を学習させたAIにより、過去の作品を変化させたシグネチャーとも言える「Time Tunnel」シリーズ、抽象的なランドスケープの作品など、新作を含む計29点を披露する。

さらにAIを使用した作品群に、音楽家 小林武史による音楽とクリエイティブディレクター 大木秀晃によるテキストを組み合わせた映像作品「en」も上映される。

また、キヤノンギャラリー銀座では日本国内のランドスケープ作品21点を、キヤノンギャラリー大阪では、社会に何気なく存在する物体などを被写体に、独自の視点で新たなデザインとして再生させる代表的な「Trimming」シリーズの作品を中心に18点を展示する。

シリーズ Time Tunnelより「Time Tunnel 03June」 2020年 ©Kensaku Kakimoto

写真に閉じ込められた、名もなき一滴の記憶。
ありのままを捉えた瞬間が、新たな今へと導かれていく。



CANON GALLERY S
03-6719-9021



【Kensaku Kakimoto “As is”】
CANON GALLERY S
DATE:2024年1月15日(月)まで開催中
※日曜、祝日、12月29日(金)~1月3日(水)休廊
TIME:10:00am~5:30pm
PLACE:キヤノンギャラリー S(品川)
ADDRESS:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-sinagawa

CANON GALLERY GINZA
DATE:12月27日(水)まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
TIME:10:00am~6:30pm
PLACE:キヤノンギャラリー銀座
ADDRESS:東京都中央区銀座3-9-7
ADMISSION FREE
WEBSITE:canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-ginza

CANON GALLERY OSAKA
DATE:12月27日(水)まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
TIME:10:00am~6:00pm
PLACE:キヤノンギャラリー大阪
ADDRESS:大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウェスト1
ADMISSION FREE
WEBSITE:canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-osaka

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