Top Photo:シリーズ Time Tunnelより「Time Tunnel 03June」 2020年 ©Kensaku Kakimoto
映像演出家・写真家の柿本ケンサクの写真展「As is」が、キヤノンギャラリー開設50周年記念展として品川、銀座、大阪の3拠点で順次開催中。
多くの映像作品を生み出す傍ら、広告やアーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動する柿本ケンサク。 2021年の大河ドラマ「青天を衝け」のメインヴィジュアルとタイトルバックを演出し、同年公開の映画「恋する寄生虫」の監督も務め上げた。 また、2022年夏には「-TIME-音羽山清水寺」展を開催し、今年は「浅間国際フォトフェスティバル2023 PHOTO MIYOTA」に出展するなど、現代美術家としても国内外で精力的に写真作品を発表してきた。 柿本は社会の中に何気ない音や物体など無数の「点」の存在を感じ、それらを今この瞬間のありのままの姿で撮影することをライフワークとしている。
本展は、3拠点共通タイトル「As is」を冠して開催。 キヤノンギャラリー S(品川)では彼の作品画像・映像を学習させたAIにより、過去の作品を変化させたシグネチャーとも言える「Time Tunnel」シリーズ、抽象的なランドスケープの作品など、新作を含む計29点を披露する。 さらにAIを使用した作品群に、音楽家 小林武史による音楽とクリエイティブディレクター 大木秀晃によるテキストを組み合わせた映像作品「en」も上映される。 また、キヤノンギャラリー銀座では日本国内のランドスケープ作品21点を、キヤノンギャラリー大阪では、社会に何気なく存在する物体などを被写体に、独自の視点で新たなデザインとして再生させる代表的な「Trimming」シリーズの作品を中心に18点を展示する。
写真に閉じ込められた、名もなき一滴の記憶。 ありのままを捉えた瞬間が、新たな今へと導かれていく。 CANON GALLERY S 03-6719-9021 【Kensaku Kakimoto “As is”】 CANON GALLERY S DATE:2024年1月15日(月)まで開催中 ※日曜、祝日、12月29日(金)~1月3日(水)休廊 TIME:10:00am~5:30pm PLACE:キヤノンギャラリー S(品川) ADDRESS:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階 ADMISSION FREE WEBSITE:canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-sinagawa CANON GALLERY GINZA DATE:12月27日(水)まで開催中 ※日曜、月曜、祝日休廊 TIME:10:00am~6:30pm PLACE:キヤノンギャラリー銀座 ADDRESS:東京都中央区銀座3-9-7 ADMISSION FREE WEBSITE:canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-ginza CANON GALLERY OSAKA DATE:12月27日(水)まで開催中 ※日曜、月曜、祝日休廊 TIME:10:00am~6:00pm PLACE:キヤノンギャラリー大阪 ADDRESS:大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウェスト1 ADMISSION FREE WEBSITE:canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-osaka
変わりゆく世界の本質を削り出す作品たち
アートとテクノロジーの融合が誘う時間旅行
身体的介入を経て布に宿る永遠の花々
目に見えない内面を描き出す、謎めいた肖像画
都市の二面性が織り成す、折衷的なスタイル
「me ISSEY MIYAKE」が描写する時間
造形的に落とし込まれる自身のルーツ
静謐な世界に顕現する日常の「かたち」
デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
田中雅也「Duality」のエキシビションをレポート
ポーランドの注目デザイナーが紡ぐ、身にまとう芸術
作品集「Duality」が体現する田中雅也の写真表現
自由について問う「もう1つの部屋」
記憶に咲く甘さ
シルエットを再解釈した、新たなクラシック
オノ・ヨーコによる、不在と存在の詩的な交錯
ライススタイルを洗練させる、美しさの土台
「NARS」が描く甘美なクリエイション
田中雅也による初の写真集「Duality」が「Lula BOOKS」より発売
最新号の内容を紹介
スペシャルムービーが伝える最新号の物語
優美な動きに映る「CHROME HEARTS」の洗練されたスピリット
春風と「THE ROW」が描く麗らかな姿
「ISSEY MIYAKE」が伝える紙と草花の美しさ
春光を浴びて色めく杉咲花と「NARS」の多彩な共演
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み