イラストレーションや絵画、彫刻、インスタレーション、写真、映像、さらに衣服やオブジェに至るまで、ジャンルや形式を横断する幅広い表現で知られるJean Jullien。

1983年フランスに生まれ、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んだのち、現在はパリを拠点に活動する。

また、2011年には弟のNichola Julianと共に映像制作ユニット Jullien Brothersを設立し、2016年にはアーティスト Jae Huhとソウルを拠点にライフスタイルブランド「NOUNOU」を立ち上げるなど、多彩なクリエイターとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。

PARCO MUSEUM TOKYOで4年ぶりの開催となる今展では、現在一時的に日本に滞在するJullienが、この地での日常生活に目を向けて描いた17点の新作を展示。
作品には現実と虚構の間を自由に行き来し、鑑賞者を惑わせるように楽しませる彼の創造のプロセスが表現されている。

東京という街は、場所や人々、そしてあふれるイメージの中にもフィクションが染み込み、まるで現実そのものが拡張しているかのように感じられる。
Jullienは今や否定的な形で扱われることが多いフィクションを、身近な世界を愛おしむための眼差しとして受け入れ、自身が見て、感じ、愛するものを描き出した。

会場では、本展のキーヴィジュアルがデザインされた限定のグッズも販売中。

愛情や想像によって描かれた幻想世界。
生きる行為を見つめ直した先の、優しいファンタジーに包まれて。



PARCO MUSEUM TOKYO
03-6455-2697



【Jean Jullien “PURPLE PONY”】
DATE：12月1日（月）まで開催中
TIME：11:00am～9:00pm
※最終日は6:00pmまで
※入場は閉場の30分前まで
PLACE：PARCO MUSEUM TOKYO
ADDRESS：東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 4階
ADMISSION：一般 ￥500
WEBSITE：art.parco.jp/museumtokyo/detail/?id=1824