Elliott Erwitt × John Sypal
時空を超えて行われる、2人の写真家たちの対話
写真家 Elliott ErwittとJohn Sypalによる展覧会「In Conversation: A Photographic Dialogue Between Elliott Erwitt and John Sypal」が、ライカギャラリー表参道にて11月30日(日)まで開催中。
California, USA 1955 © Elliott Erwitt_MAGNUM PHOTOS, Leica Hall of Fame Award 2023, Leica Gallery Wetzlar 2023
1928年パリに生まれ、写真界の巨匠 となったElliott Erwitt。
幼少期をミラノで過ごし、1938年に再びパリへ、その翌年に一家でアメリカへ移住する。
そして1953年よりMagnum Photosに所属し、数度にわたり会長を務めた。
報道の仕事と商業写真を行き来しつつ、常に自身の作品も制作する彼は、歴史的瞬間から日常のユーモラスな1コマまで、現実を軽やかかつ知的な眼差しで切り取る作品群で知られている。
また70sからは映像分野に力を入れ、ドキュメンタリーやテレビコメディ作品も創作。
2023年にライカ・ホール・オブ・フェイム・アワードを受賞し、同年11月、ニューヨークにて逝去した。
© John Sypal
John Sypalは1979年アメリカに生まれ、現在は東京を拠点に活動する写真家。
2001年に写真を始め、2004年に日本へ移住。
2008年からは自身によるプロジェクト「Tokyo Camera Style」を通じて、日本の写真文化を世界に紹介している。
彼は伝統的なフィルムや暗室技法を用いながら、現代の東京の街角で偶然訪れる一瞬を逃さず捉える鋭い感性で知られ、毎年複数の個展を開催。
これまでに自身の作品集5冊を刊行した他、写真集や写真展のレビューの執筆など幅広く活動している。
本展は、Leica 1誕生100周年を記念し、現代の才能ある写真家とライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード受賞者により世界中の12のライカギャラリーで開催される写真展の第10章。
過去と現在の写真の対話という展覧会全体のテーマを踏まえ、「最も魅力的な写真は、直接的な関わりと愉快な楽しみを通じて世界そのものの中に発見される」という信念で結ばれたErwittとSypalが、それぞれの独特な視点で対話を繰り広げる。
時を隔てて実現される、写真家たちのダイアローグ。
それぞれの眼差しの内にある共通項を見出して。
LEICA GALLERY OMOTESANDO
03-6631-9970
【In Conversation: A Photographic Dialogue Between Elliott Erwitt and John Sypal】
DATE:11月30日(日)まで開催中
※月曜定休
TIME:11:00am~7:00pm
PLACE:ライカギャラリー表参道
ADDRESS:東京都渋谷区神宮前5-16-15
ADMISSION FREE
WEBSITE:leica-camera.com/ja-JP/event/gallery-omotesando-in-conversation