さいたま市出身、那覇市在住の写真家 野口里佳の写真集「父のアルバム」が発売中。
1992年より写真作品の制作を始め、現代美術の国際展への参加や、2002年には第52回芸術選奨文部科学大臣賞の美術部門において新人賞を受賞するなど、国内外で高い評価を確立してきた野口里佳。 これまで「予感」や「飛ぶ夢を見た」、「光は未来に届く」といった個展を数々開催し、作品は東京国立近代美術館、国立国際美術館、グッゲンハイム美術館、ポンピドゥ・センターなどに収蔵されている。
野口の父親が生前彼女に渡した1冊のネガファイルをプリントした今作では、家族の姿や育てていたバラ、風景が登場し、一瞬を捉えたいという強い想いが宿る。 ネガに焼きつけられた儚い瞬間に浮かぶ父親の視線を追い、「人はなぜ写真を撮るのか」という当たり前のことに初めて考えを巡らせた野口は、時の隔たりを超えて伝わる写真の持つ不思議な力を体感したという。
ひとりひとりの記憶に触れ、時間の旅へと誘う今作。 写真の持つ不思議な力が繋ぐ、幸せの連鎖を噛み締めて。 AKAAKA ART PUBLISHING, INC. 075-746-7949 【Rika Noguchi “My Father’s Album”】 PRICE:¥5,500 AVAILABLE TO BUY FROM:www.akaaka.com/publishing/Noguchirika-Album-tokusa.html
時空間の隔たりを超越する、写真の不思議な力
さまざまな事物の繋がりと価値を問う2作目の写真集
父と娘が出会った風景を収めた写真日記
少女から女性へ、1人の成長を写した写真集
夢幻的に紡がれる、少年少女の喪失と孤独
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