Angela Hill
少女から女性へ、1人の成長を写した写真集
イギリス出身の写真家 Angela Hillの作品集「SYLVIA」をご紹介。
写真家であり、ロンドンを拠点とする出版社兼書店 IDEAの創設者の1人でもあるAngela Hill。
撮影チームを持たず、飾らぬ姿でカメラを構えるHillについて、今作に序文を寄せた友人である写真家 Nadia Lee Cohenは「不思議な妖精のよう」と形容する。
Sylvia Mannという少女が子どもから若い女性へと成長する過程を記録した作品集は、90s後半から00s初頭にかけて、雑誌 EXITやPurple、Dazedなど多くの誌面を彩ったファッションフォトグラフィーで構成された1冊。
11歳であったSylviaが18歳になるまでを収めたドキュメンタリー写真には、子ども時代を過ごした家や、彼女自身が選んだ照明やカラーパレットに個性が滲む寝室の静物画など、個人の世界観が写し出された。