2025AW Collection Report|RIV NOBUHIKO
自立した大人の心に宿る感受性
東京の地を舞台に繰り広げられた、2025秋冬コレクションのランウェイ。
Lula Japan Webでは、気鋭のブランドが紡ぐめくるめくショーの模様をレポート。
今回は、初めてのランウェイショーを披露した「RIV NOBUHIKO」の最新コレクション。
日本に拠点を置く韓国籍のRiver Garam Jangと日本籍の小浜伸彦が手がける「RIV NOBUHIKO」は、「Wild Luxury」をコンセプトに、ラグジュアリーファッションの持つクチュールや技法を捉え直し、新しい女性像を見出すことを目指している。
初のランウェイショーとなった本コレクションは、ブランドの着想源であるRiver の母親の姓「LEE」を冠し、デザイナーらの母や現代に生きる女性への祝福の気持ちを込めた内容になっている。
「『強さの中にある繊細さ』という多くの女性が持っている二面性を意識し、オフィスライクなアイテムにフラワーモチーフを組み合わせたり、既存のクラシックなイメージをツイストしたりすることで表現した」と、Riverと小浜は語る。
夢のようなクチュールライクな要素を含みながら、現実的な強さを感じさせるルックが強い印象を残し、特にショーのラストを飾ったワイヤー入りのドレスは、現代女性の相反する強さと儚さを体現している。