2025AW Collection Report|VIVIANO
純粋な感覚を落とし込んだ優美な世界観
東京の地を舞台に繰り広げられる、2025年秋冬コレクションのランウェイ。
Lula Japan Webでは、気鋭のブランドが紡ぐめくるめくショーの模様をレポート。
今回は、ミラーボールの輝きが散りばめられた会場で披露された、デザイナー Viviano Sueが手がける「VIVIANO」の最新コレクション。
「秩序の花々の間からほのかにゆらめくカオス」をコンセプトに掲げる「VIVIANO」。
今コレクションは、イタリア語で「一目惚れ」の意味を持つ「Colpo di Fulmine」をテーマに発表。
雷に打たれように、息をのみ、心が揺れる瞬間。考えるよりも先にくる純粋な衝動が、コレクションに落とし込まれた。
デザイナー Vivianoはコレクションについて「今回はムードボードを作らずに、直感的に頭の中に浮かんだものを選んでいくという、初めての方法を試しました。ヘアメイクはASASHIさんとASAMI TAGUCHIさんにキーワードだけお伝えした状態でお任せし、メイクはミラーボールに合わせディスコ感のある印象に、ヘアは前をきっちりと、後ろをメッシーに仕上げていただきました。お2人にはいつもインスピレーションをもらっています」と語る。
その言葉の通り、デザイナー自身の本能と関わるスタッフを信じて誕生した今シーズン。
カラーパレットはメインキーカラーとなるブラウンをベースに、そのトーンに合わせた鮮やかなカラーや柄がアイテムの随所に配されている。
その他、サテンの生地に施したウエスタン柄のキルティング、60sの織機で織り上げたヴィンテージライクなレース、リズミカルなチュール、ウエスタンブーツのデザインを取り入れたピンヒールなどがランウェイを華やげた。
そしてショーのラスト、会場全体の視線を釘づけにしたのは3体のきらびやかなドレス。
今回初めての試みとなった膨らみのあるフォルムは、Viviano自身にとって特に思い入れのあるルックとなったという。
直感に身を委ね描かれた、心躍るコレクション。
「VIVIANO」が提案する、自由の先に生まれる美しさを見つめて。
VIVIANO
vivianostudio.com