「LOEWE」がパリのLa Garde Républicaineにて、2022年春夏ウィメンズコレクションを発表した。
「神経質」、「サイケデリック」、「完全なるヒステリック」と、新章への扉を開く出発点となる実験的なメッセージが込められた今コレクション。 ブランドの型を破る挑発、官能、動き、愉快さ、そして「瞬間」を軸とするヴィジョンをベースに、クリエイティブ ディレクター Jonathan Andersonがルネサンス期の画家であるJacopo da Pontormoの感情的なマニエリスムの世界にフィーチャーした。 ねじれ、転換、そして歪みを取り入れながら、ドレープ、彫刻、色という概念を模索し誕生した新たな原型は、ある種のルネサンスとも表現できる。
特に目を引くのは、予想外の場所から突き出たロングドレス、コートやドレスに組み込まれたメタルプレート、翼のようなケープ、ドレープしたパーツなど。各シルエットが細かく分割されて瞬間の積み重ねとなり、現在という視点にニュアンスを与えている。 パンプスやサンダルには、石鹸やキャンドル、卵、マニキュア、バラなど儚さと偶発性を暗示するモチーフを模したヒールを使用。また、足が透けて見える新作のフローランナーには堆肥可能なプラスチックが取り入れられた。
現実の空間に組み込まれた数々のアート。 新たに刻まれた魅惑的な技巧に取り憑かれて。 LOEWE JAPAN CLIENT SERVICE 03-6215-6116
世界の女性たちをたたえる優美でしなやかな新アイコン
多種多様に紡がれた、虹色の香り
シリーズ最小の愛すべき新作バッグ
想像力を刺激する、新たなコレクションの形
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世にも美しい名作たち 04
冬の装いに遊び心を添えるニットアクセサリー
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世にも美しい名作たち 03
小さな雨の日の物語
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デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
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