Gabrielle Chanel and the Cinema

Gabrielle Chanel and the Cinema

ガブリエル・シャネルが築いた、映画との特別な絆

「CHANEL」の歴史を紐解くショートフィルムシリーズ「INSIDE CHANEL」から、第28章となる「GABRIELLE CHANEL AND THE CINEMA(邦題:ガブリエル シャネルと映画)」が公開。




20世紀初頭、画像に動きを与えることで芸術に前例のない革命を起こした映画は、同じく動きに核を据え、女性の身体を解き放ち、女性のシルエットにリズムを与えたGabrielle Chanelの類いまれなキャリアと交差する。

この新しい芸術的な手法が20世紀の文化に大きな意味を持つと直感した彼女は、ファッションと映画を融合させようと考えた。

1931年、ハリウッドの大物プロデューサーであったSamuel Goldwynが、映画の衣装をGabrielleに依頼。
その中の1つ「Tonight or Never(邦題:今宵ひととき)」では、女優 Gloria Swansonが「CHANEL」の衣装をまとった。

ところが当初、Gabrielleが創出したパリ風のエレガントなスタイルはハリウッドの批評家や女優たちの目には地味すぎるものと映り、その意見を受け入れることを拒んだ彼女はアメリカを後にする。

パリに戻ったGabrielleは、Marcel Carné、Jean Renoirといったフランスの映画監督と手を組み映画に関わっていく。
Jean Renoirの「La règle du jeu(邦題:ゲームの規則)」では、すべての女優の衣装を彼女が手掛け、フェミニンとマスキュリンの融合をデザインに落とし込んだ。

第2次世界大戦後、フランスで台頭しつつあった新しい映画の潮流 ヌーヴェルヴァーグの現代性と、ファッションを生活の一部と捉えるGabrielleのヴィジョンが合致する。

女優のJeanne Moreauは、「Les Amants(邦題:恋人たち)」や「Ascenseur pour l’échafaud(邦題:死刑台のエレベーター)」といった作品で「CHANEL」の衣装を選び、また私生活でも「CHANEL」を愛用。
Alain Resnaisが監督を手掛けた「L’Année dernière à Marienbad(邦題:去年マリエンバートで)」では衣装デザインを託され、時を超えたモダニティを表現する「CHANEL」のエレガンスが際立った。

さらにGabrielleは身にまとう衣装という形だけではなく、女優 Anna Karinaの名付け親となるなど、新時代の映画製作者や女優たちと友好的な関係を築いていった。

名作を通して確立された、色褪せることのない永遠のスタイル。
革命家が生涯を共にした映画の世界を辿って。


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