Top Photo:Untitled, 2021, Egg tempera and oil on canvas, 165.5 x 170 cm ©Robert Bosisio
イタリア出身のアーティスト Robert Bosisioによる個展「BEYOND」が、104GALERIE-Rにて5月10日(月)〜5月29日(土)までアポイントメント制で開催される。
イタリア北部のトローデナに生まれたRobert Bosisioは、ウィーン美術アカデミーを卒業後、ベルリンやニューヨーク、ロンドンでの活動を経て、現在は故郷トローデナを拠点に制作。 具象性と抽象性がせめぎ合う彼の作品は、「見る」という本質的な行為への回帰を実現し、そこに描かれた「もの」だけでなく「想像する目」の意味を問いかけている。
日本では3年ぶり、2度目の個展となる今展では、習作の小作品から大作品まで13点の新作を披露。 前展と同様にインテリアやポートレート、人体のクローズアップなどの大小の絵画作品で構成され、その普遍的なモチーフはBosisioが主題を淡々と探究し続けてきたことを証明する。 一方で、より硬質になって彩度が抑えられ、静的な印象を強めた今展での表現は、その静寂感が作品の力強さを引き立たせ、鑑賞者を作品との深い対話に引き込んでゆく。 浮かんでは消える輪郭、その先に見える異なる地平線。 ミステリアスな表象の根底にある、Bosisioの思考の深淵を覗いて。 104GALERIE 03-6303-0956 【Robert Bosisio “BEYOND”】 DATE:5月10日(月)〜5月29日(土) ※日曜、祝日休廊 TIME:12:00pm~6:00pm PLACE:104GALERIE-R ADDRESS:東京都目黒区大橋1-6-4 GARAGE ADMISSION FREE WEBSITE:104galerie.com ※本展覧会はアポイントメント制となります。展覧会ウェブサイトの予約受付システムをご利用ください。
認識主観の外部に現れる資本新世の異形
作品を通して再考する、写真の役割とその行方
五感を研ぎ澄ませて体験する映像インスタレーション
偶発的な歪みに内在する美しさ
今週のおすすめアート
世界のアーティストによるノートブックアートの巡回展
そばに在り続ける、純白の雪景色
思考を巡らせ見つめる新たな世界
美しい装飾が奏でる、深く穏やかなエレガンス
感情や願望を「封印」したジュエリー作品
日常にひとさじの耀きを灯す、彩りの余韻
「COYSEIO」が映し出す、静けさの中で出会う夏
暑さよりも強い存在
親密な友情が与えてくれたもの
自由な視線で捉えた日常の美しさ
モチーフに宿る不可視のもの
「me ISSEY MIYAKE」が描写する時間
「CHANEL」のもとで響き合う3つの個性の秘密
デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
愛と強さが響き合う、自分らしさを描くウェア
田中雅也「Duality」のエキシビションをレポート
ポーランドの注目デザイナーが紡ぐ、身にまとう芸術
作品集「Duality」が体現する田中雅也の写真表現
「NARS」が描く甘美なクリエイション
田中雅也による初の写真集「Duality」が「Lula BOOKS」より発売
最新号の内容を紹介
スペシャルムービーが伝える最新号の物語
優美な動きに映る「CHROME HEARTS」の洗練されたスピリット
春風と「THE ROW」が描く麗らかな姿
「ISSEY MIYAKE」が伝える紙と草花の美しさ
春光を浴びて色めく杉咲花と「NARS」の多彩な共演
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み