Music | Lucy Dacus
過去の自分に向けられる、誠実な眼差し
アメリカ・リッチモンド出身のシンガーソングライター Lucy Dacusが、6月25日(金)の最新アルバム「Home Video」のリリースに先駆けて、ニューシングル「VBS」を発表した。
これまでに2枚のアルバムをアメリカの名門レーベル Matadorよりリリースし、デビューアルバム「No Burden」はアメリカの音楽メディア Pitchforkで7.8点を獲得したDacus。
さらに、Rolling Stone誌の新人特集に取り上げられるなど、デビュー当時から注目を集めている。
現在はJulien Baker、Phoebe Bridgersと共に、スーパープロジェクト Boygeniusとしても活躍中。
先日リリースされたアルバム収録曲「Hot & Heavy」「Thumbs」に続き、3つ目のシングルとなる今作は、前作と同様に自身の回想録のように始まり、そこには自分に対する同情心やユーモア、誠実さが感じられる。
タイトルでもある「VBS」とは夏の聖書学校のことであり、レコーディングに向かう途中のバスの中から、教会の外にあった子ども向けの教会キャンプの広告看板が見えた時にインスピレーションを受けて制作された。
彼女自身も子ども時代に何度も参加した聖書学校での思い出が描かれており、そこで出会った初めてのボーイフレンドのことを歌った曲となっている。