Yasujiro Ozu
日本映画界の巨匠による9本のトーキー作品
映画監督 小津安二郎の特集上映が、映画館Strangerにて12月5日(金)から25日(木)まで開催される。
1903年東京都深川に生まれた小津安二郎は、日本映画界を代表する巨匠の1人として知られる監督。
小学生の頃に観たThomas Harper Inceによるハリウッド映画「Civilization(邦題:シヴィリゼーション)」の影響で映画の道を志し、1927年、時代劇「懺悔の刃」で監督デビューを果たす。
第二次世界大戦後には、独り身の父を気遣って結婚をためらう娘とそれを見守る人々を描いた「晩春」、28歳を迎えた娘の結婚話をめぐる家族の心情を多彩な人間関係と豊かなエピソードで綴った「麥秋」、そして年老いた親が成長した子どもたちを訪ねて親子の情愛を確認し合う「東京物語」などの名作を立て続けに発表。
中流家庭における親子関係や人生の機微を独自のローアングルの手法を用いて描き出す「小津調」を確立した。
1958年には「東京物語」がロンドン国際映画祭でサザーランド賞を受賞し、1963年に逝去してもなお、現在に至るまで国際的に注目を集め続ける。
本イベントでは、小津の生没日である12月12日に合わせ、トーキー作品9本を英語字幕つきで上映。
生誕地にもほど近い会場で、各作品の引力が呼応し合う。
お早よう
世界を魅了し続ける小津安二郎の映画群。
色褪せることのない傑作を、スクリーンで体感して。
STRANGER
080-5295-0597
【Masterpiece OZU 2025】
DATE:12月5日(金)~25日(木)
PLACE:映画館Stranger
ADDRESS:東京都墨田区菊川3-7-1菊川会館 1階
ADMISSION:¥1,600
FILMS:
「風の中の牝雞 4Kデジタル修復版」(1948)
「晩春 4Kデジタル修復版」(1949)
「麥秋 4Kデジタル修復版」(1951)
「東京物語 4Kデジタル修復版」(1953)
「東京暮色 4Kデジタル修復版」(1957)
「彼岸花 デジタル修復版」(1958)
「お早よう デジタル修復版」(1959)
「秋日和 デジタル修復版」(1960)
「秋刀魚の味 デジタル修復版」(1962)
WEBSITE:stranger.jp/news/691c402ed0e979002a7ce1aa