Loving Highsmith

Top Photo:『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film, © Courtesy Family Archives

Loving Highsmith

謎に包まれた1人の女性作家の、愛に生きた物語

アメリカのサスペンス・ミステリー作家 Patricia Highsmithの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー「Loving Highsmith(邦題:パトリシア・ハイスミスに恋して)」が、11月3日(金・祝)より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺その他全国で順次ロードショー。




1921年にアメリカ・テキサス州に生まれ、バーナード・カレッジ在学中より短編小説の執筆を始めたPatricia Highsmith。
1950年に発表した長編デビュー作「Strangers on a Train(見知らぬ乗客)」でエドガー賞処女長編賞を受賞し、同作は翌年Alfred Hitchcockによって映画化される。

その後「The Talented Mr. Ripley(太陽がいっぱい)」や「Ripley’s Game(アメリカの友人)」など、映画史に残る数々の作品の原作を生み出し、中でも偽名で発表した自伝的小説「Carol(キャロル)」は、50sのアメリカにおいてハッピーエンドを迎えた初のレズビアン小説となった。

しかしそうした栄光の一方で、Highsmith自身は女性たちとの旺盛な恋愛活動を家族や世間に隠す二重生活を余儀なくされていた。

『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film, © Courtesy Family Archives
『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film, © RolfTietgens_CourtesyKeithDeLellis
『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film, © EllenRifkinHill_CourtesySwissSocialArchives
『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film, © CourtesySwissLiteraryArchives

本作は、生誕100周年を経て発表された秘密の日記やノート、貴重な本人映像やインタビュー音声、元恋人や家族のインタビュー、HitchcockやWim Wendersらによる映画化作品の抜粋映像を織り交ぜながら、Highsmithの謎に包まれた人生と著作に新たな光を当てる。

監督・脚本はスイスの映画監督 Eva Vitijaが務め、大ヒットドラマシリーズ「Game of Thrones(邦題:ゲーム・オブ・スローンズ)」で知られる俳優 Gwendoline Christieがナレーションを担当。
さらに、フランスのギタリスト Noël Akchotéが書き下ろし、Bill FrisellとMary Halvorsonが演奏に参加する楽曲がサウンドトラックに起用された。

『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film
『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film
『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film
『パトリシア・ハイスミスに恋して』© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film

現代ますます再評価の高まる、愛を渇望し続けた女性作家。
ミステリアスな仮面の下に隠された、生身の素顔が今明かされる。



MIMOSA FILMS, INC.
03-3268-5020



【Loving Highsmith】
RELEASE DATE:11月3日(金・祝)
※新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺その他全国で順次ロードショー
WEBSITE:mimosafilms.com/highsmith/

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