1966年公開の「Un homme et une femme(邦題:男と女)」は世界的に注目を浴び、カンヌ国際映画祭パルム・ドールやアカデミー賞 外国語映画賞など数々の映画賞に輝いた。
以後、作曲家のFrancis Laiと組み、「13 Jours en France(邦題:白い恋人たち)」(1968)、「Les Uns et les Autres(邦題:愛と哀しみのボレロ)」(1981)、「Les Misérables(邦題:レ・ミゼラブル)」(1995)など、スタイリッシュな恋愛映画や革新的な野心作を精力的に制作している。
本上映は2025年5月に開催された第78回カンヌ国際映画祭にて、2枚組の公式ポスターに「Un homme et une femme」の場面写真が採用されたことを記念するもの。
2種のポスターが用意されたのはカンヌ国際映画祭の歴史上初めてであり、一方はJean-Louis Trintignant、もう一方にAnouk Aiméeの顔が映し出された。
特集では「Un homme et une femme」の他、早朝のパリの街をフェラーリ 275 GTBが猛スピードで駆け抜ける「C'etait un rendez-vous(邦題:ランデヴー)」、冒頭に「Un homme et une femme」のラストシーンが引用される「La Bonne Annee(邦題:男と女の詩)」、そしてかつて運命の恋に落ちた2人が再会を果たす続編「Les plus belles annees d'une vie(邦題:男と女 人生最良の日々)」が上映される。