Suzueri × Nico Perez × Koji Yamaguchi × Shohei Yoshida

Top Photo:©Keizo Kioku

Suzueri × Nico Perez × Koji Yamaguchi × Shohei Yoshida

ファッション・ディレクターが魅せるアートの世界

日常の情景や色彩、瞬間をテーマにすずえり、Nico Perez、山口幸士、吉田昌平の4名の作家が参加するグループ展「My Scenery」が、東京・西麻布のWALL_alternativeにて6月1日(土)まで開催中。

ファッションの領域で活躍するクリエイティブ・ディレクター 金子恵治とのコラボレーション企画として開催される本展。

会場・主催であるWALL_alternativeの目線と、メンズ、ウィメンズを横断し、さまざまなブランドやショップのディレクションを手がける金子の目線を重ねることで、ファッションが好きでもアートになじみがなかった人にとってアートとの接点やアートの魅力に気づく機会となることを目指す。

©Keizo Kioku
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出展者は多様な分野で活躍する4名のアーティスト。

「すずえり」こと鈴木英倫子は、武蔵野美術大学、IAMASを卒業し、現在は東京大学大学院情報学環・学際情報学府に在籍する。
サウンド・アーティスト、即興演奏家として活動しており、東京ビエンナーレやドイツのMoers Festivalなど、国内外の音楽祭、芸術祭にも参加してきた。道具や楽器のインタラクションや身体のずれ、通信技術と即興性などに興味を持ち、そこから想起される詩と物語性を問うため自作楽器や装置による展示や演奏を行っている。

Nico Perezは1986年スペイン・マラガ生まれの写真家。
幼少期は移住先のロンドンとスペインを行き来しており、2008年、初めて訪れた東京で、街の「青い」空気感や都市の孤独感にインスピレーションを受ける。
翌年ロンドンで開催された写真家 川内倫子のワークショップのメンバーに選ばれてフォトグラファーになることを決意し、現在に至るまで東京を拠点に活動。2015年には初の写真集「Momentary」を発売し、同時に個展を開催した。

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神奈川県川崎市出身の山口幸士は、街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、日常の風景や身近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなどさまざまな手法を用いて独特な視点に転換する。
2015年から3年間のニューヨークでの活動を経て、現在は東京を中心に活動し、2023年に初期の作品から最新作までを収録した自身初の作品集「DAYS」を刊行した。

雑誌・書籍のデザインや展覧会ヴィジュアルのアートディレクションなどを中心に活動する吉田昌平は、桑沢デザイン研究所を卒業後、デザイン事務所 株式会社ナカムラグラフを経て、2016年に自身のデザイン事務所 白い立体を設立。
書籍デザインなどの他にも紙や本を主な素材としたコラージュ作品を数多く制作・発表しており、作品集には「KASABUTA」、「Shinjuku(Collage)」、「Trans-Siberian Railway」がある。

本展ではファッション業界でキャリアを積んできたキュレーターならではの視点で、アートの無限の可能性と他分野を重ね合わせ、新しいものを創ろうという試みが行われている。

©Keizo Kioku
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4名が見つめる景色を、感じたままに楽しめる展覧会。
知識の殻を破って、アートの世界の入り口に立ってみては。



WALL_ALTERNATIVE
avex.jp/wall/




【Suzueri × Nico Perez × Koji Yamaguchi × Shohei Yoshida “My Scenery“】
DATE:6月1日(土)まで開催中
※日曜定休
TIME:6:00pm~12:00am
PLACE:WALL_alternative
ADDRESS:東京都港区西麻布4-2-4 1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:avex.jp/wall/exhibition/175/

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