《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)2023年, 展示風景:麻布台ヒルズ森JPタワー オフィスロビー, 2023年, Photo:木奥恵三 《蛍の生物圏(マグマの流星)》2023年, Photo:Jens Ziehe
アイスランド系デンマーク人のアーティスト Olafur Eliassonの展覧会「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が、麻布台ヒルズギャラリーの開館記念展として2024年3月31日(日)まで開催中。
1967年に生まれ、アイスランドとデンマークで育ち、ジャンルを横断する多様な作品や環境問題などの社会的課題への積極的な取り組みで世界的に注目されているOlafur Eliasson。 1995年にベルリンへ移住して設立したStudio Olafur Eliassonは現在、職人や建築家、アーキビスト、研究者、管財人、料理人、プログラマー、美術史家、専門技術者から成る大規模なチームとなった。 彼自身はコペンハーゲンとベルリンを拠点に、インスタレーション、絵画、彫刻、写真、映像などの幅広いジャンルの作品を発表し、世界の主要美術館で個展を開催している。 大型インスタレーションをはじめとするその作品は、自然現象やその要素である色や光、動きが導く知覚体験を通して、世界の在り方や自然との関係性についての新たな解釈を促す。
本展では、会場となる麻布台ヒルズの開業に合わせて制作した新作のパブリックアート「相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」(2023)で取り組んだ主題を軸に、線や振る舞い、動きなどのモチーフを探求。 光と水を使った大型インスタレーション「瞬間の家」(2010)や、複雑に屈折する光を内包する幾何学立体の「蛍の生物圏(マグマの流星)」(2023)、太陽光や風といった動力で描いた新作ドローイングなどが展示される。 自然現象から幾何学、物理や動作パターン、色彩学に関する研究に裏づけられた、日本初展示となる作品15点は、鑑賞者それぞれの知覚に訴えかける。
また会期中限定で、麻布台ヒルズギャラリーカフェでは、Studio Olafur Eliasson Kitchenとコラボレーションし、東京近郊の食材を使用したスペシャルメニューを考案。 スタジオの創作的な家庭料理を楽しみながら、彼らの姿勢や環境に対する考え方にも触れることができる。
再生金属や自然エネルギーを駆使した未知なるアート。 世界の構成要素を探求した作品群から、まだ見ぬ可能性を想像して。 AZABUDAI HILLS GALLERY 03-6402-5460 【Olafur Eliasson:A harmonious cycle of interconnected nows】 DATE:11月24日(金)~2024年3月31日(日) ※2024年1月1日(月・祝)休館 TIME:10:00am~7:00pm ※火曜は5:00pmまで ※金曜、土曜、祝前日は8:00pmまで ※入館は閉館の30分前まで PLACE:麻布台ヒルズギャラリー ADDRESS:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階 ADMISSION:一般 ¥1,800、高校・専門・大学生 ¥1,200、4歳~中学生 ¥900 WEBSITE:www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/olafureliasson-ex/
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