Claude Monet

Top Photo:《積みわら、雪の効果》1891年 油彩、カンヴァス 65.0×92.0cm スコットランド・ナショナル・ギャラリー
© National Galleries of Scotland. Bequest of Sir Alexander Maitland 1965

Claude Monet

連作から辿る印象派画家の生涯

印象派を代表する画家 Claude Monetの連作絵画に焦点を当てた展覧会「モネ 連作の情景」が、上野の森美術館にて2024年1月28日(日)まで開催中。

《ヴェンティミーリアの眺め》1884年 油彩、カンヴァス 65.1×91.7cm グラスゴー・ライフ・ミュージアム(グラスゴー市議会委託) © CSG CIC Glasgow Museums Collection. Presented by the Trustees of the Hamilton Bequest, 1943
《積みわら、雪の効果》1891年 油彩、カンヴァス 65.0×92.0cm スコットランド・ナショナル・ギャラリー © National Galleries of Scotland. Bequest of Sir Alexander Maitland 1965
《昼食》1868-69年 油彩、カンヴァス 231.5×151.5cm シュテーデル美術館 © Städel Museum, Frankfurt am Main

光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残した1840年パリ生まれの画家 Claude Monet。
フランス北西部のル・アーヴルで少年時代を過ごした彼は、18歳でパリに出たのち画塾でPierre-Auguste Renoirら仲間と出会い、1865年にはサロンに初入選を果たす。

その後は経済的困窮や普仏戦争に伴う国外移住、1874年の第1回印象派展などを経て、1883年よりセーヌ川流域のジヴェルニーに定住。
自宅付近の「積みわら」や旅先の風景を連作として描き始めた1880年代後半からは国内外で名声を確立していき、「ポプラ並木」や「ルーアン大聖堂」、「セーヌ川の朝」、そして代表作「睡蓮」に至るさまざまなテーマの連作を手がけながら、最晩年まで制作を続けた。

《ウォータールー橋、曇り》1900年 油彩、カンヴァス65.0×100.0cm ヒュー・レイン・ギャラリー Collection & image © Hugh Lane Gallery, Dublin
《ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ》1904年 油彩、カンヴァス 65.7×101.6cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー © National Gallery of Art, Washington. Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1983.1.27
《ウォータールー橋、ロンドン、日没》1904年 油彩、カンヴァス 65.5×92.7cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー © National Gallery of Art, Washington. Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1983.1.28

第1回印象派展が開催されてから150年の節目を記念した本展では、Monetの連作に焦点を当て、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を紹介。

展示はすべてがMonetの作品によって構成され、国内外から代表作60点以上が集結した。

《ラ・マンヌポルト(エトルタ)》1883年 油彩、カンヴァス 65.4×81.3cm メトロポリタン美術館 Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY. Bequest of William Church Osborn, 1951 (51.30.5)
《エトルタのラ・マンヌポルト》1886年 油彩、カンヴァス 81.3×65.4cm メトロポリタン美術館 Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY. Bequest of Lillie P. Bliss, 1931 (31.67.11)

同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをキャンバスに写し取った連作は彼の画業から切り離すことのできない存在であり、一貫した芸術的精神を色濃く映し出している。

《睡蓮》1897-98年頃 油彩、カンヴァス 66.0×104.1cm ロサンゼルス・カウンティ美術館 Los Angeles County Museum of Art, Mrs. Fred Hathaway Bixby Bequest, M.62.8.13, photo © Museum Associates/LACMA
《睡蓮の池》1918年頃 油彩、カンヴァス 131.0×197.0cm ハッソ・プラットナー・コレクション © Hasso Plattner Collection

移ろう景色の表情すべてを描き留めようとした、純粋な探究心。
反復するモチーフから見えてくる、時と光の機微に触れて。



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【Claude Monet: Journey to Series Paintings】
DATE:2024年1月28日(日)まで開催中
※12月31日(日)、2024年1月1日(月・祝)休館
TIME:9:00am~5:00pm
※金曜、土曜、祝日は7:00pmまで
※入場は閉館の30分前まで
PLACE:上野の森美術館
ADDRESS:東京都台東区上野公園1-2
ADMISSION:
平日 一般 ¥2,800、大学・専門学校・高校生 ¥1,600、中学・小学生 ¥1,000
土曜、日曜、祝日 一般 ¥3,000、大学・専門学校・高校生 ¥1,800、中学・小学生 ¥1,200
WEBSITE:www.monet2023.jp
※日時指定予約推奨。詳細は展覧会のウェブサイトをご確認ください。

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