Green

Green

緑色が問う、絵画の出発点

「緑」をテーマとしたグループ展「Green」が、2月14日(月)から3月13日(日)までHouse of Ebataにて事前予約制で開催。

絵画に焦点を当てた今展は、そもそもどのように絵画を描き始めるかという問題をテーマに、作品をすべて「緑」で作るよう出品作家たちに依頼。

緑色の選択は任意かもしれず、絵画の出発点もまた恣意的であるかもしれないという前提のもと、緑色で絵を描くことが決定事項であるならば、絵を描く上で他にどのような決定があり得るかが問いかけられた。

それは雰囲気なのか、はたまた、感触、イメージ、シンボル、化学物質、連想なのか。
緑とは全体を統一するものなのか、それとも無限に細分化されたものなのか。
そして、モノクロームはポリクローム(多色)の中に潜む奇跡的な可能性なのか。
緑は神聖な存在なのか、それとも人生のスパイスなのか。
確固としたプライマリーカラーなのか、それともただのセカンダリーカラーなのか。
緑は神経を落ち着かせるためにあるのか、それとも緑を見た後の残像が赤であることを証明するために微妙に調整されるものなのか。

そうした問いを踏まえ、会場にはいわゆる熟練した画家であるJohn Chilver、岩竹理恵、Simon Willems、Diana Zrnicの作品に加え、絵画の手法においては初心者である現代美術家 江幡京子の作品が並べて展示される。


色の決定から出発する、絵画をめぐる哲学的な問い。
アーティストたちが緑色で描いた応答を確かめに行って。



【Green】
DATE:2月14日(月)〜3月13日(日)
※初日以外は事前予約制(各枠2名まで)
PLACE:House of Ebata
※国立駅南口より徒歩5分
ADMISSION FREE
WEBSITE:houseofebata.wixsite.com/info/green
※事前予約制(各枠2名まで)での開催となります。観覧をご希望の方は、info@kyokoebata.comまでメールにてご予約ください。House of Ebataへのアクセスはその際にお知らせされます。
※詳細情報は展覧会のウェブサイトをご確認ください。

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