Honey-Suckle Company

Honey-Suckle Company, So Last Season, collection, 2003. Procession on the occasion of ESWERDE at Künstlerhaus Stuttgart, 2003.

Honey-Suckle Company

まばゆい才能の化学反応が照らし出す未来

ベルリンのアーティストグループ Honey-Suckle Companyの展覧会「Omnibus」が、ロンドンのInstitute of Contemporary Artsにて、2020年1月12日(日)まで開催中。

Honey-Suckle Company, Real Time Spasm – Fuck the Sugar System (It’s Easier to Make a Hole Than to Build a Pole), 1998.
Performance view on the occasion of HSC3D at the 1st Berlin Biennale for Contemporary Art, 1998.
Honey-Suckle Company, Generation Yps, 1996.
Honey-Suckle Company, NEU WEST END (New Silhouettes For The Modern Human Being), 1999.

Honey-Suckle Companyは、東西ドイツの統一後およびインターネットの普及前にあたる1994年、当時のベルリンの文化的・社会的文脈を背景に設立された、5~12人のメンバーから成るアーティスト集団。
メンバーはそれぞれ異なる芸術分野に特化していながら、思い思いに表現をするのではなく、共同して構想を練り、アイデアを1つの形に集約させて制作活動を行ってきた。

歴史上のさまざまな美学を引用した彼らの表現手段は、大型のインスタレーションやファッション、パフォーマンス、音楽作品、オブジェクト、映画、写真、出版物など多岐に渡っている。

また、「Honey-Suckle Company」という名前とその精神は、ホメオパシー(同種療法)を研究した医師 Edward Bachが開発した、スイカズラの花の治療薬に由来。
Bachはスイカズラが、人々が過去の経験から学び、自身が現在に根ざしていると実感し、そして未来への信頼を確立することを促す特性を持つと提唱していた。

Honey-Suckle Company, Mit Musik geht alles besser, 2005. Courtesy Honey-Suckle Company
© Mark Blower
© Mark Blower

今展は、Honey-Suckle Companyがその25年もの歴史において幾度となく繰り返してきたスタイルやパフォーマンス、空間環境の融合を紐解き、彼らの共同的で総体的な方法論を提示しながら、過去から現在、そして未来へとその歩みを繋いでゆく。


五感を刺激し、内的世界へと侵入する才能のフュージョン。
目まぐるしく変化する時代を駆け抜けてきた彼らが描く未来に、思いを馳せて。



INSTITUTE OF CONTEMPORARY ARTS
+44 (0)20 7930 0493



【Honey-Suckle Company: Omnibus】
DATE:2020年1月12日(日)まで開催中 ※月曜休館
TIME:12:00pm~9:00pm
PLACE:Institute of Contemporary Arts(ICA)
ADDRESS:The Mall, London SW1Y 5AH
ADMISSION:一般 £5
WEBSITE:www.ica.art/exhibitions/honey-suckle-company-omnibus

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