KENZO 2026SS Campaign
抑制と遊び心が交差する、ミニマルな装い
「KENZO」が2026年春夏キャンペーンヴィジュアルを公開。
伝説的なパリのクラブ「Maxim’s」へと回帰する2026年春夏キャンペーン。
脱構築的なステージへと変貌を遂げたこの場所を起点に、写真家 Victor Blancがディレクションと撮影を手がけた。
アーティスティック・ディレクター NIGOが描くミックスカルチャーの精神が、明瞭な構図を通して表現されている。
ヴィジュアルは、夜遊び前の静けさをシンプルなポーズとクリーンな照明によって演出。
さらに白い壁によって分断された撮影セットは装飾的な内装と対比を成し、抑制と豪華さの相互作用を生み出している。
焦点となるテーラーリングは、デザイナー 髙田賢三のコードを融合させる本能的なアプローチをもとに、象徴的な着物風テーラーリングを現代的なステートメントとして再解釈。
サテンやベルベットのショールラペルなどの洗練されたディテールを、ウィメンズとメンズ双方のシルエットに落とし込んだ。
グラフィックコードでは、1998年秋冬コレクションのアーカイブを手がかりに「KENZO Tiger」として復活。
さまざまなジャカードやプリントとして表現され、ブランドのアイコンに新たな表情を与える。
また、1972年のアーカイブニットから蘇ったトロンプ・ルイユ(だまし絵)のモチーフは、ニットウェアやアウターに遊び心あるアクセントを添えている。
加えて注目すべきは、1978年秋冬コレクションから着想を得て取り入れられたミリタリー要素。
立体感のあるシルエットやブランデンブルクのディテール、メタルボタン、ゆったりと配されたポケットが、ルック全体に奥行きをもたらしている。
モダンなミニマリズムの中に溶け込む、歴史と遊び心。
抑制された構図に宿る、静かな高揚を感じて。
KENZO
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