Online Reading|Francesca Woodman

Top Photo:Francesca Woodman, Zig Zag Study, New York (detail), 1980 © Charles Woodman / Estate of Francesca Woodman / Artists Rights Society, Courtesy Charles Woodman and Victoria Miro

Online Reading|Francesca Woodman

娘の写真作品を紐解いたエッセイ

アメリカ人フォトグラファー Francesca Woodmanの人生と芸術についてを、父のGeorge Woodmanが考察したエッセイ「Out of the Grid, Into the Zigzag」が、ロンドンのギャラリー Victoria Miroのウェブサイトにて公開中。


1958 年にアメリカで生まれたFrancesca Woodmanは、自身を含む女性の身体を写した、詩的なモノクロームのポートレートで知られる写真家。
22歳という若さで自ら命を絶つも、ごく短いキャリアの中で800枚以上の作品を生み出し、その独自のスタイルと革新的な技術で人々の心を捉え続けている。

Francesca Woodman, Untitled, MacDowell Colony, Peterborough, New Hampshire, 1980 © Charles Woodman / Estate of Francesca Woodman / Artists Rights Society, Courtesy Charles Woodman and Victoria Miro
Francesca Woodman, Untitled, New York, 1979-1980 © Charles Woodman / Estate of Francesca Woodman / Artists Rights Society, Courtesy Charles Woodman and Victoria Miro

公開中のエッセイは、彼女の父にあたる画家であり写真家のGeorge Woodmanによるもので、2014年にVictoria Miro Mayfairで開催された展覧会「Francesca Woodman: Zigzag」で初めて発表された。

シュルレアリスム的な、あるいは象徴主義的なイメージの観点から議論されることの多いFrancescaの作品を、形式の理解に基づいて捉え、ジグザグ形をはじめとする抽象的な幾何学形態をその視覚的テーマとみなしたGeorge。
モダニズムアートがグリッドの水平座標と垂直座標に基づくものに集約されていた70s当時、スチール写真というジャンルでありながらも動きに満ちた構図を採用したFrancescaの特異性が、彼女を育てた父親ならではの視点を交えて綴られている。


また、ウェブサイトではこのほか、同館のアーカイブに基づくさまざまなエッセイやテキストが「The Long Read」シリーズとして公開。

Francesca Woodman, Untitled, Providence, Rhode Island, 1976 © Charles Woodman / Estate of Francesca Woodman / Artists Rights Society, Courtesy Charles Woodman and Victoria Miro

リズミカルな動きに支配される視線。
父親の手で紐解かれた唯一無二の芸術性を、作品と共に確かめて。



【The Long Read Issue two: Out of the Grid, Into the Zigzag】
WEBSITE:www.victoria-miro.com/francesca-woodman-zigzag

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