Top Photo:Brian Harte, Bedroom, (Part 2), 2021, oil and crayon on linen, 200.0 x 165.0 cm
アイルランドを拠点に活動する作家 Brian Harteの日本初となる個展「8 Paintings(from the midlands)」が、MAKI Galleryにて8月7日(土)まで開催中。
脱構築された内装の描写に焦点を当て、壮大なスケールのキャンバスに自身の私生活の痕跡を、具象と抽象の間を揺らめくようなタッチで描くBrian Harte。 今展では、Brianの8点の新しいペインティングシリーズを紹介。 キャンバスに描かれた雑然としていて不可解なオブジェクトは、実体化して姿を現すにつれ、身近な品々や人物として認識され始める。 シリーズを代表する作品「Bedroom,(Part 2)」には、寝室で眠るHarteの妻の親密なシーンが描かれているが、目を凝らしてみると絵画が秘めた夢のような異世界が繰り広げられている。
また、「P. Chair,(Paddy’s version)」と「P. Chair,(M and J)」では、自由のために戦う革命的な闘士であった大叔父の記憶が根づく椅子をメインに配置し、過去へ繋がる入り口へと変えることで、時空と空間の旅を可能にしている。
ありふれた景色の中に抽象化のレンズを投げ込み、日常生活の継続的な質感を捉えた作品の数々。 Harte自身の物語を上映するような絵画をその目に焼きつけて。 MAKI GALLERY 03-6434-7705 【Brian Harte “8 Paintings (from the midlands)”】 DATE:8月7日(土)まで開催中 TIME:11:30am~7:00pm PLACE:MAKI Gallery ADDRESS:東京都渋谷区神宮前4-11-11 ADMISSION FREE WEBSITE:www.makigallery.com/exhibitions/4985/
モチーフに宿る不可視のもの
現代社会に根差した、自由をまとうフォルム
陽の光に包まれた夏の夢
上質な日常を叶えるコラボレーション
ソウルで撮影された2つの写真集
記憶と感性が紡ぐ、アップサイクルの美学
大人へと変容していく10代の瞬間
幸せのそばにある大切な気配
日常に寄り添う、晴れやかな夏のムード
「me ISSEY MIYAKE」が描写する時間
ヴァカンス映画の巨匠が描く青春の日々
イタリアを代表する写真家のアジア初個展
「CHANEL」のもとで響き合う3つの個性の秘密
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「NARS」が描く甘美なクリエイション
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最新号の内容を紹介
スペシャルムービーが伝える最新号の物語
優美な動きに映る「CHROME HEARTS」の洗練されたスピリット
春風と「THE ROW」が描く麗らかな姿
「ISSEY MIYAKE」が伝える紙と草花の美しさ
春光を浴びて色めく杉咲花と「NARS」の多彩な共演
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み