Toshiaki Kitaoka
2つの物語から感じる日常の手触り
北岡稔章の写真展「感触がする」が、229にて12月17日(火)まで開催中。
建築を学んだ後に写真家として独立した経歴を持ち、ファッション誌や広告でも活躍する北岡稔章の写真は、人の感情や美しい揺らぎを映し出す。
本展の作品は、すべて35mmフィルム1コマを半分のサイズで撮影するハーフカメラモデルを使用して撮影したもの。
2つの異なるシーンが1コマの中で組み合わさることによって、繊細かつ予期せぬストーリーが生まれている。
柔らかな眼差しによって切り取られた写真は、忙しない日々の中で忘れてしまいがちな日常の手触りを思い出させてくれる。
北岡は、本展に寄せて次のように言葉を綴っている。
「気づいたら郊外にいる。
自然と喧騒の間を往復する行為はこの世界と私を調和させてくれる。
わずかに感じる渇きは満たされ太陽が夜に変わる時、ここから写真を撮る。」
思わぬ遭遇から生まれる、たおやかな物語。
写真が生み出す日常のニュアンスに触れて。
229
www.u-r-u.net
【Toshiaki Kitaoka “感触がする”】
DATE:12月17日(火)まで開催中
TIME:12:00pm〜7:00pm
※土曜、日曜は8:00pmまで
PLACE:229
ADDRESS:東京都台東区台東4-24-2
ADMISSION:1ドリンクオーダー制
WEBSITE:www.instagram.com/229.4242/