1988年に神奈川県横浜市に生まれ、慶應義塾大学経済学部を卒業後、2014年より写真家として活動する小見山峻。
これまでに「冴えない夜の処方箋」、「なにものでもないものたちの名づけかた」、「風が応える」など数々の個展を開催し、精力的に作品を発表し続けてきた。

「現実の出来事に対する視点を記録する」という写真の本質を突き詰める彼は、コンピューターによる合成加工などに頼ることなく、グラフィカルな世界を建築する。

彼が2019年に発表した「City Dive」は、カメラをバイクに搭載したまま街を動き回り、運転の動作と風の振動によって夜の街を描き出したシリーズ。
その写真群はそれぞれの街特有の地形や光源、リズムを可視化させ、街そのもののバイタルを心電図のように表現する。

本展で発表される新作では、小見山が夜の新宿で「City Dive」を行い、忙しない都市の呼吸を光の波形をもって読み解いた軌跡が写し出された。

活気と文化が宿る街を、鮮やかな光で描写した作品。
躍動感に満ちた都市の鼓動に耳を澄ませて。



THE KNOT TOKYO SHINJUKU
03-3375-6511



【Shun komiyama “City Dive Shinjuku”】
DATE：5月8日（水）まで開催中　
TIME：10:00am～10:00pm
PLACE：THE KNOT TOKYO Shinjuku 2階
ADDRESS：東京都新宿区西新宿4-31-1
ADMISSION FREE
WEBSITE：hotel-the-knot.jp/tokyoshinjuku/