Sayaka Uehara

Top Photo:上原沙也加「緑の日々」2024年

Sayaka Uehara

沖縄と台湾、それぞれの地に残された痕跡

写真家 上原沙也加による展覧会「たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」が、横浜市民ギャラリーあざみ野にて1月24日(土)から2月22日(日)まで開催される。

上原沙也加「眠る木」2021年

1993年沖縄県に生まれ、現在も同地を拠点に活動する写真家 上原沙也加。

風景の中に立ち現れる記憶や傷跡、場所や物が保持している時間の層を捉える実践として写真作品を制作し、2022年には初の作品集「眠る木」を刊行した。

「VOCA展 2024 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」ではVOCA奨励賞、大原美術館賞を受賞するなど、現在注目を集めている。

上原沙也加「前の浜」2025年
上原沙也加「緑の部屋」〈花売りのおばあさん〉2024年

本展では、生活と地続きにある風景、そしてそこに残された痕跡を丁寧に掬い取るような上原のアプローチに焦点が当てられる。

公開されるのは2016年から2022年にかけて沖縄島で撮影されたカラーのシリーズ「眠る木」、モノクローム写真による最新作「前の浜」、台湾に取材したモノクロームシリーズ「緑の部屋」(「幽霊たちの庭」、「花売りのおばあさん」、「アメリカの村」、「平和の島」)、そして同じく台湾で撮影したカラーのシリーズ「緑の日々」。
既作・最新作から成る全4シリーズの写真群を通して、上原の約10年にわたる取り組みを概観する初めての個展となる。

彼女のレンズが捉えてきたのは、多様な文化と歴史が襞のように折りたたまれた「場所」と「時間」。
その眼差しを辿ることで、鑑賞者がその土地を一歩ずつ歩くように、沖縄と台湾、それぞれの風景に立ち止まることができる機会となる。

上原沙也加「緑の日々」2024年

鮮明に写し出される複雑な歴史を抱えた土地の風景。
緩やかに流れる時の中で、2つの島の物語に想いを馳せて。



YOKOHAMA CIVIC ART GALLERY AZAMINO
045-910-5656



【Sayaka Uehara “Even If All the Ruins Were Swept Away without a Trace”】
DATE:1月24日(土)~2月22日(日)
※1月26日(月)休館
TIME:11:00am~6:00pm
PLACE:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
ADDRESS:神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
ADMISSION:一般 ¥500
※20歳未満・学生・65歳以上無料
※2月7日(土)、8日(日)は無料
WEBSITE:artazamino.jp/event/photoannual2026

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