多摩美術大学を卒業後、フォトスタジオ GO-SEESでの勤務を経て、写真家 横浪修に師事したSakai De Jun。

2021年に独立してからは雑誌や広告の分野で活躍の幅を広げ、その作品は被写体のありのままの姿を写し、瑞々しく柔らかな雰囲気を持つ。

今展では愛と平和、エアギターをテーマに、フィンランドの都市 オウルで毎年開催されているエアギター世界大会の様子を撮影した写真を展示。

一見コミカルで可笑しなようで、実は深いコンセプトがある同大会は、戦争という不条理なことをやめて武器を捨て、音楽やエアギターを楽しもうという大きな目的の元行われている。

Sakaiは、戦争を二度と記録することがないようにと、第二次世界大戦後も続く戦争のドキュメントや軍の通信部隊のために作られたコンバットカメラのみを使用して撮影。
オウルの街全体が、エアギターを介して笑顔と愛で包まれていく光景が写真に収められた。

軍事カメラを通して捉えられた平和の祭典。
エアギターを楽しむ人々に流れる、幸せに満ちたムードが心を揺さぶる。



GALLERY DOJUNKAI
03-5410-0660



【Sakai De Jun “MAKE AIR NOT WAR”】
DATE：12月18日（月）まで開催中
TIME：11:00am～7:00pm
※最終日は5:00pmまで
PLACE：ギャラリー同潤会
ADDRESS：東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 同潤館2階
ADMISSION FREE
WEBSITE：www.gallery-dojunkai.com/