MARY QUANT

Top Photo:《マリー・クワントのカクテルドレスを着るリエーゼ・デニス》 1960年ごろ Photograph by Woburn Studios Image courtesy Mary Quant Archive / Victoria and Albert Museum, London

MARY QUANT

イギリスに革新をもたらしたデザイナーの足跡

60sのストリートカルチャーを牽引したファッションデザイナー Mary Quantの業績を辿る日本初の展覧会「マリー・クワント展」が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて2023年1月29日(日)まで開催中。

《マリー・クワントと、ヘアスタイリングを担当していたヴィダル・サスーン》 1964年
© Ronald Dumont/Daily Express/Hulton Archive/Getty Images
《マリー・クワントのタイツと靴》 1965年ごろ Image courtesy Mary Quant Archive / Victoria and Albert Museum, London

若々しさや躍動感にあふれるデザインを世に送り出し、衣服や化粧品、インテリアなどのライフスタイル全般に及ぶクリエイションでイギリス発の若者文化「スウィンギング・ロンドン」を牽引したMary Quant。

エレガントな装いが好ましいという考え方や、ジェンダーや階級意識に縛られた価値観を打ち破り、ミニスカートやタイツなど今では当たり前になっているファッションアイテムを広く浸透させた。

また、ブランドロゴの先駆けとなったデイジーマークの商標登録をはじめ、量産化時代の波に乗った世界的なブランド展開や、自らをファッションアイコンとした広報戦略など、起業家としても才覚を発揮した。

《近衛兵の先を行く》 1961年 Photograph by John Cowan
© John Cowan Archive
《ベストとスカートを組み合わせた「コール・ヒーバー(石炭担ぎ)」を着るセリア・ハモンド(左)とジーン・シュリンプトン》 1962年 Photograph by John French
© John French / Victoria and Albert Museum, London
《ベストとショートパンツのアンサンブルを着るツイッギー》 1966年
© Photograph Terence Donovan, courtesy Terence Donovan Archive. The Sunday Times, 23 October 1966
《ストライプのアンサンブルを着る2人のモデル》 1973年春 Image courtesy Mary Quant Archive / Victoria and Albert Museum, London

今展では、Victoria and Albert Museum, Londonより来日する約100点の衣服を中心に、小物や写真資料、映像を数多く展示。

1955~1975年にかけての彼女のデザイナーとしての活動と、時代を切り開いた起業家としての足取りを辿る。

《マリー・クワントのカンゴール製ベレー帽の広告》 1967年 Image courtesy of The Advertising Archives
《マリー・クワントのカクテルドレスを着るリエーゼ・デニス》 1960年ごろ Photograph by Woburn Studios Image courtesy Mary Quant Archive / Victoria and Albert Museum, London

革新的なファッションが示した、新しい女性のロールモデル。
いつまでも輝き続ける、Mary Quantの功績を目の当たりにして。



HELLO DIAL
050-5541-8600




【MARY QUANT】
DATE:2023年1月29日(日)まで開催中
※12月6日(火)、2023年1月1日(日・祝)は休館
TIME:10:00am~6:00pm
※金曜、土曜は9:00pmまで
※入館は閉館の30分前まで
PLACE:Bunkamura ザ・ミュージアム
ADDRESS:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
ADMISSION:一般 ¥1,700、高大生 ¥1,000、小中生 ¥700
WEBSITE:www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/

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