Ko-ta Shouji
「窓」を通して見る、愛着ある収集物
フォトグラファー 東海林広太の写真展「あの窓とこの窓は繋がっている」が、same galleryにて12月31日(金)まで開催中。
スタイリストとして活動したのち2014年より写真家の道を歩み始め、コミッションワークからパーソナルワークまで幅広い活躍を見せる東海林広太。
2020年の末からは「everything matters」と題した巡回展を、およそ1年間にわたってそれぞれの場所や時期、空間に合わせて展示する形態で行ってきた。
東海林はそれを、旅とも言えない、ただの移動のように緩やかなで地続きの展示であったと振り返る。
「あの窓とこの窓は繋がっている」というタイトルを掲げた今展は、「everything matters」の中で繰り返し写されてきた窓からの景色や窓辺の光がきっかけとなったもの。
いつからか欠けた花瓶や器、旅先で拾った貝殻や細々と収集した大切なものを、自宅の窓際にある室外機の上に並べて撮るようになったという東海林。
欠けてしまった、あるいは変形してしまったそれらに本当の姿を見る彼はまた、カメラを向けたことで四隅がついた状態に窓枠の姿を重ね合わせる。
ファインダーという窓が介していく繋がり。
さまざまなモチーフに注がれる、窓辺の麗らかな光を浴びて。
【Ko-ta Shouji “あの窓とこの窓は繋がっている”】
DATE:12月31日(金)まで開催中
TIME:1:00pm~7:00pm
PLACE:same gallery
ADDRESS:東京都品川区荏原4-6-7
ADMISSION FREE
WEBSITE:samegallery.com/