Jean Prouvé

Top Photo:left - ジャン・プルーヴェ《「カフェテリア」チェア No. 300》1950年頃, Laurence and Patrick Seguin collection © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892
right - ジャン・プルーヴェ《「メトロポール」住宅》1949年, Galerie Patrick Seguin © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

Top Photo:ジャン・プルーヴェ《「カフェテリア」チェア No. 300》1950年頃, Laurence and Patrick Seguin collection © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

Jean Prouvé

時代を創った椅子と建築が伝えること

20世紀の建築や工業デザインに大きな影響を与えたJean Prouvéの展覧会「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」が、東京都現代美術館にて10月16日(日)まで開催中。

マクセヴィルのアトリエ・ジャン・プルーヴェにて(1955年頃) © Centre Pompidou-MNAM/CCI-Bibliothèque Kandinsky-Dist. RMN-Grand Palais

1901年、画家の父と音楽家の母の元に生まれたJean Prouvéは、アール・ヌーヴォーの一派であるナンシー派の金属工芸家としてキャリアをスタートする。

30sには、スチールなどの新たな素材を用いた実験的かつ先進的な仕事へと転換し、家具から建築へと創造の領域を拡大。
そして公共機関や大学に向けた家具、戦後には復興計画の一環としてプレハブ建築を数多く手がけるなど、建築生産の工業化においても大きな役割を担った。

ジャン・プルーヴェ《組立式ウッドチェア CB 22》1947年 © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892
ジャン・プルーヴェ《「メトロポール」住宅》1949年, Galerie Patrick Seguin © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892
ジャン・プルーヴェ《「メトロポール」住宅》1949年, Galerie Patrick Seguin © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

大規模な展覧会となる今展では、Prouvéのオリジナル家具や建築物約120点を図面やスケッチなどの資料と共に展示。

デザインと生産をトータルに捉えた彼の生涯の軌跡を辿りながら、自らを「構築家(constructeur)」と位置づけた彼の建築物へのアプローチにも焦点を当てている。

さらに最後の展示室では、貴重なインタビュー映像を実際にProuvéの作品に座って鑑賞することができる。

ジャン・プルーヴェ《「カフェテリア」チェア No. 300》1950年頃, Laurence and Patrick Seguin collection © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

美しさと合理性に橋を掛けたJean Prouvéの設計。
圧巻の数の作品から、彼の構築的な想像力に触れて。



HELLO DIAL

050-5541-8600




【Jean Prouvé: Constructive Imagination】
DATE:10月16日(日)まで開催中
※月曜休館
※ただし祝日の場合は開館、翌平日に休館。
TIME:10:00am~6:00pm
※入場は閉館の30分前まで
PLACE:東京都現代美術館 企画展示室 1階、地下2階
ADDRESS:東京都江東区三好4-1-1 木場公園内
ADMISSION:一般 ¥2,000、大学生・専門学校生・65歳以上 ¥1,300、中高生 ¥800
※小学生以下無料
WEBSITE:www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/

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