1970年東京に生まれた花代は、中学生で父親から古いカメラを譲り受け、自分の身の回りの事象や出会った人たちを写真に収めるように。

そして1996年にロンドンへ渡り、「ハナヨメ」で写真家としてデビュー。
ビビッドで瑞々しいイメージで注目を集め、以降、同年に生まれた娘 点子を被写体として写真を撮り続けてきた。
また、1999年に映画監督・舞台演出家 Christoph Schlingensiefと出会ってからは、ベルリンに移住してその舞台やパフォーマンスに出演するようになる。

宝島の連載企画「東京トンガリキッズ」のモデルとして世に出たことでも知られる彼女の表現者としての顔は、現代美術家・音楽家・元芸者など多岐にわたる。

2010年の帰国後は新たな試みとしてモノクローム写真に取り組み、現在は東京を拠点に精力的に写真を発表している。

本展では、花代の写真をもとにさまざまな物語が「箱」の中で繰り広げられる立体作品を展示。

加えて、彼女が撮り続けてきた写真シリーズから、動物や風景を通して見る世界に焦点を当てたミニアチュールプリントも公開されている。

幻想的な色彩で描き出される、彼女の日常。
「箱」に閉じ込められた、儚げな人生観に浸って。



GALERIE LIBRAIRIE6
03-6452-3345



【Hanayo “Box Life”】
DATE：3月23日（日）まで開催中
※月曜、火曜定休
TIME：12:00am～6:00pm
※最終日は5:00pmまで
PLACE：Galerie LIBRAIRIE6 / シス書店
ADDRESS：東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3階
ADMISSION FREE
WEBSITE：librairie6.com/?p=6965