elective affinities PartⅠ

Top Photo:Ayaka Yamamoto “Untitled #305, Mzimba, Malawi”, 2019, C-print
© Ayaka Yamamoto / Courtesy of amanaTIGP

elective affinities PartⅠ

親和力が創り上げるバラエティに富んだ展覧会

日本に初出店して40年の節目を迎える「AGNÈS B.」による展覧会「elective affinities」PartⅠが、agnès b. galerie boutiqueにて3月5日(日)まで開催中。

Nobuhiro Shimura 《Japanese Cattle》2022, Lithograph, 60x45cm, Edition: 70+5A.P., Printing: Idem Paris photo: Shunta Inaguchi
Mariko Ohya From the series of "Inner garden" 2022, Pigment Print, Ed.5

「elective affinities=親和力」が自らの人生を導いてきたと考える、「AGNÈS B.」の創設者 Agnès Troublé。

Keith HaringやJean-Michel Basquiatをはじめ、さまざまなアーティストたちが持つ才能や知性、自由さに魅せられてきた彼女は、Martin ParrやNan Goldinらもいち早くフランスで紹介した。

「elective affinities」とは本来、異なる化学種間で牽き合い、化学反応しやすい傾向を表す化学用語として使われていたもの。
19世紀初頭、自然科学者でもあったJohann Wolfgang von Goetheは、この言葉を自身の小説内で人間関係に擬えた。

Ayaka Yamamoto “Untitled #305, Mzimba, Malawi”, 2019, C-print
© Ayaka Yamamoto / Courtesy of amanaTIGP

今展は、今回開催されるPartⅠと2023年夏に開催予定のPartⅡに分かれており、世代もジャンルも異なる合計40名にも及ぶ日本のアーティストが、各々惹き寄せられた人物を紹介。

展示は5名の関係から始まり、Agnèsと親和性があるアーティストの他、思いがけないきっかけで参加することになったアーティストもラインナップする。

自身の作品についてではなく、関係を紡いだ相手やその作品について語ってもらうことで、現在の彼女、彼らの関心がどこにあり、親和力の指標をどこに立てているのかを窺うことができる。

エネルギーに満ちた創造性が集う、夢のような空間。
親和力が出会わせたアーティストたちの、個性あふれる魅力に惹き寄せられて。



AGNÈS B. GALERIE BOUTIQUE
03-3406-6010



【“elective affinities” PartⅠ】
DATE:3月5日(日)まで開催中
TIME:12:00pm~8:00pm
PLACE:agnès b. galerie boutique
ADDRESS:東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.agnesb.co.jp/news/elective_affinities/

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