Chad Moore
幻想的な光で捉えた、パンデミック前後の世界
ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー Chad Mooreの写真集刊行を記念した展覧会「Anybody Anyway」が、SUPER LABO STORE TOKYOにて6月26日(日)まで開催中。
感光を用いて柔らかな光を捉えた、独特のポートレートや風景写真で知られるChad Moore。
BMXのプロライダーを経て写真家 Ryan McGinleyのファーストアシスタントを務めたという経歴を持ち、ファッション写真界で活躍しながら世界各国で展示を行ってきた。
即興性と偶発性が重視された彼の作品においては、ジェスチャーや表情、光、感情といった形で閉じ込められた人間の状態の一瞬一瞬が、自然界と彼自身の理想の世界を表現している。
今展は、彼の6冊目のモノグラフとなる「Anybody Anyway」の出版を記念して開催されたもの。
パンデミック前と後の世界を探求したという今作では、未公開のアーカイブ作品、人物を被写体とした撮影が困難な隔離期間に制作したスカイスケープ、そして人間のレジリエンスをたたえるようなポートレートが組み合わせられた。