Kazuhei Kimura
クラシカルなホテルで撮影された、幕間の作品群
写真家 木村和平の写真集「IRON RIBBON」が、海外出版社 Librarymanより発売中。
また刊行を記念した展覧会が、book obscuraにて10月3日(木)から21日(月)まで開催される。
1993年福島県いわき市に生まれ、現在は東京都を拠点に活動する写真家 木村和平。
大学在学中より写真を撮り始め、ファッションや映画、広告の分野で数々の撮影を手がけながら作品制作を続けている。
近年は、「不思議の国のアリス症候群」にまつわるシリーズ「石と桃」に取り組んでおり、その写真の多くは、パートナーとの旅行で訪れた老舗のホテルにてコンテに応じて撮影されている。
クラシカルなホテルを好む彼らは、名所や食事、風景より、その街のホテルを見て旅行の行き先を決めるといい、「IRON RIBBON」はその制作の合間に撮影された写真を中心に構成される。
ギャラリーでは本作の販売と共に、写真集には掲載されなかった作品も含めたサイズの異なる写真群が18枚展示予定。
「石と桃」の制作を別角度から鑑賞できる。
また10月12日(土)には、木村とbook obscuraの店主 黒崎由衣によるトークイベントも開催される。