【PICK UP】Children of Covid 03

【PICK UP】Children of Covid 03

閉ざされた日常に無垢な心が描くもの

ロンドンベースのフォトグラファー Bex Dayの新作シリーズ「Children of Covid」を紹介していく連載企画。
コロナウイルスが子どもたちに与えた精神的影響に着目した今作は、ドキュメンタリーとファッション写真の手法を組み合わせ、閉鎖的な日常に描かれたもう1つの現実を切り取っている。

純粋な心が綴る真っ直ぐな想いを、瑞々しいヴィジュアルと共に胸に刻んで。

Charlie

コロナは僕の日常からフットボールやボクシング、ありとあらゆるものを奪っていった。
精神的に変化したかはまだ分からないけれど、僕の行動は変わったと思う。

もしも家から出られるなら、友達とフットボールがしたい。
外で遊んだり、友達に会ったり、それからスポーツが1番恋しい。
1番好きな場所は、おじいちゃん おばあちゃんの家。
今は行くことができなくても。

学校も恋しいと思う。
何が寂しいって、そこに行って誰かに会うことができないということ。
たくさんの時間を家でゲームやエクササイズを?をしながら過ごしている。
あとは、おじいちゃんとおばあちゃんの家の近くに行ったりもする。
友達とはゲームや電話で連絡を取っているよ。

オンライン学習は、普通に学校で学ぶよりもちょっとだけ難しいと思い始めてる。
だってスケジュール通りにやるって大変なんだ。

ロックダウンの良いところは、人と物理的に関わる以外のことで何か新しいことに挑戦できるところ。
嫌なところは、家から出られないところ。
それから友達に会えないこと。
大きくなったらパソコンを使って何かするか、それかスポーツがしたい。

by Charlie

Javanna

ロックダウン中の私の時間はちょっと変わっていて、こうなる前の方が好き。
ロックダウンの何が好きじゃないかって、友達に会いに学校へ行けないこと。
ホームスクールや家族に会えないこと。

好きなところは、生まれたばかりの妹 Javayaと一緒に過ごせるところ。
妹を水泳に連れて行くのが待ちきれない。

by Javanna

Frieda

コロナのせいで外に出られなくなって、友達に会えなくなった。
例えば、バレエが出来なくなったし、体操もできなくて、学校にも行けない。
家族にも長いこと会ってない。
今までよりずっと退屈だし、全然動いていない気がする。

もしもお家から出られるなら、水泳に行きたい。
誰かに会いたいし、体操もしたい。
川に行くのが好き。
何かもので遊んだり、学校のことをやりながら時間を過ごしてる。
お友達とZoomで話すこともある。

by Frieda Hallet

Photography and Casting by Bex Day
Styling by Bex Day and Adam Winder
Hair and Make up by Tommy Taylor




Bex Day:
ロンドンを拠点に、Vogue ItaliaやAnOther Magazine、Dazed and Confused、Vise、i-D Magazine (UK/DE)、The British Journal of Photographyといったファッション誌で活躍をする女性フォトグラファー。
人間性や社会性に主眼を置き、フィルムカメラを通じてユーモアに満ちたコンセプチュアルな世界を描く。
「Children of Covid」の他に、外出が制限された生活の中でセルフポートレート写真を撮り溜めた「Seesaw」プロジェクトを発表。
www.bexday.com

A female photographer based in London and works for fashion magazine such as Vogue Italia, Twin Magazine or Puss Puss Magazine.
She focuses on humanity and society, and express the humorous worldview thought original approach.
She has also released new ongoing project titled “Seesaw” which is based on self-portrait in light to the current pandemic.

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