Top Photo:©Kazumasa Harada(2023)
写真家 原田教正による展覧会「My origin photographs」が、LIBRIS KOBACOにて5月25日(日)まで開催中。
1992年東京都に生まれ、制作の中で一貫して叙事性の追求を試みる写真家 原田教正。 武蔵野美術大学にて山崎博のもとで写真を学び、在学中より活動を始めた。 普遍的な方法によって撮影される作品群では、風景、人物、静物などすべての被写体を等価に捉えることで抒情性を排し、写真の記録媒体という機能を探求。 その上で、そこに内包される言語と時間を顕現させることを志向している。
本展は、2024年に同名の作品集の刊行に合わせて開催されたTHE BOOK ENDでの展示を経て、福岡の地で新たに行われる。 近年の原田が取り組む「My origin photographs」は、活動の中で抱き続けてきた「なぜ写真は写真で在れるのか」という根源的な問いへの解を探りながら、彼自身にとって起源となるような作品の在り方を求めた作品シリーズ。 写真集にはコロナ禍の開けたドイツに滞在しながら撮影した写真と、帰国後に新たな視点で撮影した東京での写真が収録されている。
本展では、そのうち2024 年のベルリン滞在時に撮影されたものを中心に公開。 新たな制作場所を求め、ドイツに渡った原田が真摯な眼差しで撮り続けた世界の断片は、写真的概念の従来とは異なる現れを鑑賞者に予感させる。
写真という存在を丁寧に突き詰めていく作品群。 圧倒的な静謐の中の時間に心を浸して。 LIBRIS KOBACO libris-kobaco.com 【Kazumasa Harada “My origin photographs”】 DATE:5月25日(日)まで開催中 ※火曜、水曜定休 TIME:1:00pm~6:00pm PLACE:LIBRIS KOBACO ADDRESS:福岡県福岡市中央区大手門 3-2-26 田中ビル 401 ADMISSION FREE WEBSITE:libris-kobaco.com/exhibition
ベルリンの原生林に漂う、不穏な気配と温もり
写真の根源を問い直して生まれた新たな表現
静寂の中に写された、趣ある美しさ
姿を変えながらも常に存在する景色
再考される写真の真髄
繊細かつ耽美に描かれる、少女たちと「死の向こう側」
浮遊の中から生まれる強さ
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繊細なディテールに宿る眼差し
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世にも美しい名作たち 04
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世にも美しい名作たち 03
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思い込みが形作る色や形の意味
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