Charlotte Perriand
モダンデザインの先導者を紐解く1冊
20世紀フランスの建築家でありデザイナー Charlotte Perriandの功績を辿る「Charlotte Perriand: The Modern Life」をご紹介。
1903年にパリで生まれ、「近代建築の父」と称されるLe Corbusierのアトリエへの入所・協業を経て、独立後も世界各地で作品を発表し続けたCharlotte Perriand。
家具デザイナーの枠を超えて活動していた彼女にとってのテーマは、建築と家具が一体となったモダンなインテリアを作り上げることであり、この統合されたアプローチを自ら「An Art of Living(アート・オブ・リビング)」と呼んでいた。
今作は、Perriandの代表的なインテリアや建築プロジェクト、さらに未公開のスケッチを紹介し、彼女の創作過程とデザイン史における位置づけに新たな光を当てた1冊。
モダニズムの先駆者として、大きな影響力を持つデザイナーとしての姿に加え、スポーツマンであり、社会的関心が高く、大胆かつ協力的であったPerriandの人物像についても描かれている。