2026SS Collection Report|NÅGONSTANS

2026SS Collection Report|NÅGONSTANS

山道を包む静寂、夏の色彩との共鳴

2026年春夏、東京を舞台に描かれるモードの物語。
Lula Japan Webが、気鋭ブランドの美学をまとった最新ルックをレポート。


今回は、東京・有明のBrillia RUNNING STADIUMを舞台に発表された、デザイナー 植田みずきが手がける「NÅGONSTANS 」のコレクションをピックアップ。

日常に寄り添いながらも非日常の息吹を感じさせる「NÅGONSTANS」。

2026年春夏コレクションのテーマは「Mountain Trail」。
新緑に包まれた山道を歩く時に感じる静寂、変化に富む自然の表情、そして夏山との調和。
その情景を、軽やかで機能的なウェアに落とし込んだ。

今回のインスピレーションは、夏山の雄大な景色。

デザイナーの植田みずきは、趣味である登山の魅力についてこう語る。
「体力的な厳しさを感じながらも、頂上に辿り着いた瞬間に目にするのは、地上では決して出合えない景色。その感動は何ものにも代えられません」。

続けて、「その圧倒的な美しさを『まとう』という視点でファッションに昇華させたかった」と話す。

ランウェイを彩ったのは、岩肌や断崖の鋭さと、稜線のしなやかな曲線、その相反する自然の造形美を映し出したスカートやドレス。
また、夏山の情景をそのまま写し取ったようなピースの数々。

鮮やかなカラーパレットは、木々や川、空や雲、そして山小屋の温もりなど、自然の息吹が感じられるものから構成されている。

「水着の素材を採用したルックは、ミニマルなシルエットに鮮やかな色彩と立体的なディテールが映えます。今季は特にカラーバリエーションが豊富なので、ワントーンで統一したり、あえて色を重ねて楽しんだりと、自由にスタイリングをしてほしい」と植田は話す。

自然と呼応しながら都市に溶け込む佇まい。
生命の息吹を映した、新たな景色を描く装いに包まれて。



NÅGONSTANS
www.nagonstans.jp

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