【SPECIAL】STELLA MCCARTNEY Summer 2021

26のアルファベットに託された、未来への想い

Fashion
Art&Culture
23.Oct.2020

ブランドの設立以来、未来への責任感に支えられた環境意識とともに、サスティナブルなファッションの在り方の先陣を切って体現してきた「STELLA MCCARTNEY」。
20周年を迎える2021年春夏コレクションでは、ブランドの価値観とヴィジョンを再定義し、ひとつひとつのアルファベットに託した26のマニフェスト“A to Z”が誕生した。

Lula JAPANでは特別に、世界各国で活躍するアーティストたちによって手掛けられたアルファベットのアートワークとマニフェストのすべてを、3回にわたってお届け。
それに先立ち、今回ご紹介する2021年サマーコレクションのランウェイのムービーやルックをチェックして。

今コレクションでデザイナーのStella McCartneyがイメージしたのは、自分自身と自然、アートとの繋がりを通して自由を夢見る、アクティブな女性像。

ロックダウン期間中、真に大切なことは何かと再考した末に辿り着いたという26のマニフェストに即し、再利用されたファブリックや代替素材を採用することで全体の65％がサスティナブルな素材による構成となった。

本能的かつ実験的なシルエットは、伝統的な要素とスポーティな要素との対比が、自身の身体を愛するための新たな形、そしてファッション業界の持続可能な未来という目的に向かって突き進むブランドのスピリットにさらなるエネルギーを与えている。

カラーパレットには、ローズピンクやカーキ、ピーチ、タンジェリンオレンジ、スカイブルー、そしてグラフィカルなニュートラルカラーやクラシックな色合いが揃い、豊かな活気を増幅。

随所に施されたリブやシームは遊び心あふれるディテールを描き、オーガニックコットンやリネンといった素材はジオメトリックなムードを柔らかに伝える。

さらに、ジュエリーにはマニフェストを体現する“A”、“E”、“S”のアルファベットを象ったシングルイヤリングが登場。
ハンマーで叩いて成形した真鍮にパールとクリスタルがきらめく今作と併せて2種類のイヤーカフも展開され、そのいずれにも今シーズンに一貫する自然への敬意と古典主義へのオマージュが込められた。