【Beauty Note 16】BAUM
「BAUM」が描き出す、美と自然が巡る世界
色や質感、香り、そして美しいデザインで
どんな瞬間も女性の心を惹きつけてやまないコスメティック。
Lula Japanではブランドストーリーと共に代表的な3品をご紹介。
「樹木との共生」をテーマに掲げ、スキン・マインドケアブランドとして2020年6月に誕生した「BAUM」。
ドイツ語で「樹木」を意味する名を冠した同ブランドは、厳しい環境の変化に歩み寄りながら何百年も生き続ける樹木の「貯水」、「成長」、「環境防御」の3つの働きに着目し、それらの恵みを余すところなく享受することで心身の調和と、潤いあふれるヘルシーな美しさを育むことを目指している。
ラインナップは、クレンジングや化粧液などのフェイシャルケア製品が揃う「SKIN」、オーデコロンやルームスプレー、キャンドルといった香りで癒やしをもたらす「MIND」、ハンドウォッシュやボディローションなど指先から全身までを優しさで包み込む「HAND&BODY」の計3つのカテゴリーで展開。
すべての製品にパラベン・シリコーンや合成着色料を用いず、90%以上を自然由来の素材から製造し、天然香料を中心に調合した芳香が深い森の中へと誘うように落ち着いた空気を運ぶ。
各アイテムに性別や肌質を問わない処方を採用しており、「クレンジング・ハイドレーション・モイスチャライザー」という3ステップのシンプルなスキンケアを推奨。またリチュアルとして、ハイドレーションの前にルームスプレーやアロマキャンドルの清香で、空間をリラックスできる環境へと整えてからケアを始めることを提案する。
一方、天然資源を未来に繋ぐ活動を行っていることもブランドを語る上では欠かせない。
プロダクトデザイナーの熊野亘が手がけるパッケージは、木製家具メーカーのカリモク家具との協業により、家具の製造過程で発生する小さな木材を再生利用したもの。
北海道や東北地方で採取される良質なオークを無駄なく活かし、新たな使命を与えることで甦った素材はひとつひとつ表情が異なり、洗練されたデザインの中に温もりを添える。
その他にも、レフィル製品を積極的に展開し、一部にバイオPETやリサイクルガラスを採用するなどの取り組みを実施。
さらには「樹木の恵みを受け取るだけではなく、自然に還していく」というブランドの思想を表すアクションの1つとして、パッケージの木枠で用いるオーク(ナラ)の苗木を店舗で大切に育て、2021年に岩手県の「BAUMオークの森」に植樹が行われた。
将来的に採取し、再び「BAUM」に活用することで、次なる良い循環へと結ばれていく。
「Aromatic Room Spray」は、心洗われるようなクリーンさと果樹の香りが調和した爽快感のある「Woodland Winds」、樹木や植物のスモーキーで神秘的なハーモニーで安らぎ感をもたらす「Forest Embrace」、木々や野花の生命力あふれる甘い香気がポジティブな気持ちを後押しする「Sympathy of Trees」という、「BAUM」で展開される3つの香調がそれぞれ楽しめるルームスプレー。
空間だけでなくリネン類にも使用でき、日常のあらゆるシーンでのリフレッシュに活躍する。
スキンケアの中でも特に人気の「Hydro Essence Lotion」は、湖畔の林に吹く風のような清々しい「Woodland Winds」の芳香をまとい、とろみのあるテクスチャーが丁寧なケアを促す1本。
水分をたっぷりと抱え込んだ濃密なエッセンスがまるで美容液のように角層深くまで潤いで満たし、艶と透明感が息づく素肌へと導く。
さまざまな環境から肌を守ってくれる樹木由来のディフェンス成分を配合している点も心強い。
滑らかに伸びて素早くなじみ、乾燥や荒れから手肌をプロテクトする「Aromatic Hand Cream」。
ルームスプレーと同様に3つのアロマが揃い、深い自然の中へ分け入っていくように立ち上るノートが、忙しない日常から心を解放。
11月3日(木)より、プラスチックの一部を紙に代替することで旧製品と比較してプラスチックの使用量を30%削減した、新しい木目調のパッケージで発売される。
前向きな環境変化を呼びかけ、未来へ確かな眼差しを向けるプロダクト。
年輪が弧を描くように、美しい自然との対話を積み重ねて。