Yutaro Aoki
空間と駆け引きする彫刻作品
彫刻家 青木悠太朗の個展「double」が、MONO.LOGUESにて12月20日(月)まで開催中。
日常生活を主な題材とし、木材や金属といった身近な素材から簡素な形状を組み合わせた彫刻作品を制作する青木悠太朗。
空間を鑑賞者がどのように認識できるのか、対象となる場所の特性を入念に考察し、その構造を引き出すように彫刻を設置する彼は、建築空間自体を1つの作品として成立させる。
またそうした展示空間には、自らを取り巻くさまざまな事象を自然体で受け入れ、事実としてただ現れた状態を作品に再現する彼自身のパーソナリティも反映されている。
今展の会場となるのは、オルタナティブ・アートスペースのMONO.LOGUES。
少し肌寒い初冬の展示空間は、「見えるものは見える、見えないものは見えないものとして、認識できる空間を表現する」と語る青木にまた新たな再現性を促した。
既存の環境特性を表出していく彫刻物。
ミニマルな造形の隙間に入り込み、じっくり思索に耽って。
【Yutaro Aoki “double”】
DATE:12月20日(月)まで開催中
※火曜〜木曜定休
TIME:1:00pm~6:00pm(金曜、月曜) / 12:00pm~5:00pm(土曜、日曜)
PLACE:MONO.LOGUES
ADDRESS:東京都中野区中野5-30-16 メゾン小林101
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.monologues.jp/jp/double/