gesture, form, technique V
半世紀の時を越えた、アートとデザインの共振
アートとデザインの関係を考察する展覧会「gesture, form, technique V」が、TARO NASUにて10月10日(土)まで開催中。
複数のアーティストやデザイナーによる作品を通し、モダニズムデザインとアートの交点を探るシリーズの第5回となる今展。
彫刻やデザイン、音楽、パフォーマンスなど多様な要素を組み合わせて制作を行う田島美加や、イギリスの現代アートの新境地を拓いてきたLiam Gillickといった現代作家による作品群が、20世紀フランスを代表するデザイナーであるJean Prouvéが手掛けたブランコやCharlotte Perriandがデザインした1点もののコンソールなどと併せて展示される。
ProuvéやPerriandが目指したのは、進化する科学技術と思想としてのデザインという2つの要素の、美しい融合。
その姿勢は、環境と人間の関係を考え続ける田島の作品群や、テクノロジーの発展を基盤とする社会における人間存在について思いを凝らすGillickの作品世界にも大いに影響を与えている。
およそ半世紀という時間を超えて呼応する、アートとデザインのレゾナンス。
人々の生活を取り巻き続ける両者の、深い繋がりの一端を感じて。
TARO NASU 03-5786-6900
【gesture, form, technique V】
DATE:10月10日(土)まで開催中 ※日曜、月曜、祝日休廊
TIME:12:00pm~5:00pm
PLACE:TARO NASU
ADDRESS:東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル4階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.taronasugallery.com/exhibition/current/