MUSIC | Phoebe Bridgers
悲しみを昇華させる、率直に紡がれた言葉
ロサンゼルス出身のシンガーソングライター Phoebe Bridgersのセカンドアルバム「Punisher」をご紹介。
11歳からソングライティングを始め、2014年に出演したiPhone 5sのコマーシャルでPixiesの「Gigantic」をカバーし大きな話題を呼んだPhoebe Bridgers。
2017年にリリースしたデビューアルバム「Stranger in the Alps」がJohn Mayerなど多くのアーティストから絶賛され、各メディアで年間ベストアルバムのリストを席巻。
また、2018年からJulien Baker、Lucy Dacusと共にスーパープロジェクト boygeniusとしても活躍し、アメリカのインディーシーンを牽引する存在として注目を集めている。
居心地の悪さや痛みに向き合い、そこに好奇心を生み出すことに長けたBridgersは「Punisher」でもまた、驚くほど悲しい楽曲をホラー映画さながらのユーモアに満ちた方法で表現した。
ロマンティックで物悲しいサウンドが響く収録曲「Savior Complex」は、自分を愛することができない誰かと時を共にする難しさを描いた作品。
メサイアコンプレックスがもたらす、恋愛関係における浮き沈みを歌った楽曲となっている。
また、同曲のミュージックビデオには人気ドラマ「Fleabag(邦題:フリーバッグ)」のPhoebe Waller-Bridgeを監督に迎え、テレビドラマシリーズ「Normal People(邦題:ふつうの人々)」で主演を務めたPaul Mescalが出演した。
VIDEO
風変わりな要素で色付けられる、心の奥深くに滞る恐怖や罪悪感。
感情を突き詰めた彼女が描く世界を道標に、胸につかえる想いに耳を傾けてみては。
【“Punisher” by Phoebe Bridgers】
Track list:
1. DVD Menu / Garden Song
2. Kyoto
3. Punisher
4. Halloween
5. Chinese Satellite
6. Moon Song
7. Savior Complex
8. ICU
9. Graceland Too
10. I Know The End
WEBSITE:phoebefuckingbridgers.com
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