MUSIC | Japanese Breakfast

MUSIC | Japanese Breakfast

幸福と向き合う勇気をたたえた祝歌

アメリカ・フィラデルフィア出身のミュージシャン Japanese Breakfastによる3枚目のアルバム「Jubilee」をご紹介。

Japanese Breakfastは、インディーロックバンド Little Big Leagueのヴォーカル Michelle Zaunerによるソロプロジェクト。

2016年にリリースしたデビューアルバム「Psychopomp」が高い評価を獲得した後、SlowdiveやMitskiのオープニングアクト務め、2018年にはCoachella Valley Music and Arts Festivalに出演。
また、翌2019年に2度目の来日公演を行うなど、世界各国で人気を高めてきた。

ファーストアルバム「Psychopomp」とセカンドアルバム「Soft Sounds From Another Planet」で、母親の喪失に対する自らの苦悩と葛藤を描いたZauner。

曲を書き始めた瞬間からタイトルを「Jubilee」にすると決めていたという今作は、時の流れを祝福する祭典として制作された。
亡くなった母への想いが込められた前2作を経て、幸福と向き合う覚悟を決めた彼女が抱く、新しい幕開けへの期待が鮮やかに描かれた作品となっている。




中でも、アイロニックな歌詞と風変わりなサウンドが印象的な「Savage Good Boy」では、Zaunerが作り出した登場人物を通して、何か変化を望むのなら自ら立ち上がるべきだというメッセージが歌われている。

それは「Jubilee」の核となるものであり、幸せになるために人生や愛を模索しながらも殻を破ることが大切なのだという気づきをリスナーに語りかけるものでもある。

幸せへの努力を惜しまず、進化や変化に立ち向かった彼女が描く新たな人生への期待。
晴れやかな楽曲に、自分の気持ちや思い出を投影してみては。



【“Jubilee” by Japanese Breakfast】
Track list:
1. Paprika
2. Be Sweet
3. Kokomo, IN
4. Slide Tackle
5. Posing in Bondage
6. Sit
7. Savage Good Boy
8. In Hell
9. Tactics
10. Posing for Cars
+初回盤ボーナストラック

WEBSITE:japanesebreakfast.rocks
AVAILABLE TO BUY FROM:tower.jp/item/5182002/JUBILEE

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