Masahiro Sambe
写真家が写す、静物画に描かれたガラス器
写真家 三部正博による写真展「Glass Tableware in Still Life」が、book obscuraにて3月7日(木)から25日(月)まで開催される。
東京ビジュアルアーツ専門学校を経て写真家 泊昭雄に師事し、2006年に独立した三部正博。
美術、建築に加え、音楽やファッションの分野においてもコミッションワークを手がけ、2015年頃からは人為的なものと自然のコンポジットを超えて働きかける風景を収めたパーソナルワーク「landscape」を撮り続けている。
「Glass Tableware in Still Life」は、2018年にスウェーデン在住のガラス作家 山野アンダーソン陽子の発案で三部とグラフィックデザイナー 須山悠里と共に始動した、山野が作ったガラス器を18人の画家が静物画に描くというプロジェクト。
日本とスウェーデン、ドイツの画家が参加し、彼らがそれぞれのイメージで山野にオーダーしたガラス器が、独自の作風で表現された。
同名を冠したアートブックは、山野によるガラス器と画家たちが描いた静物画を、三部が画家のアトリエで撮り下ろした写真で構成。
透明なガラス器には白黒フィルムを、静物画にはカラーフィルムを用い、各画家のアトリエで8×10の大判カメラによって撮影し、さらにそのアトリエ風景が白黒フィルムで収められた。
写真展では、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中の展覧会「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」にあわせ、アートブックからセレクトしたプリントと未収録の写真を織り交ぜて展示される。
繊細なガラス器を捉えた、写真家と画家の眼差し。
それぞれの画風や環境によって変容する姿を見比べてみては。
BOOK OBSCURA
0422-26-9707
【Masahiro Sambe “Glass Tableware in Still Life”】
DATE:3月7日(木)~25日(月)
※火曜、水曜定休
TIME:12:00pm~7:00pm
PLACE:book obscura
ADDRESS:東京都三鷹市井の頭4-21-5 #103
ADMISSION FREE
WEBSITE:bookobscura.com/news/65d062dec2c7e21eebdf717d
【“Glass Tableware in Still Life”】
PRICE:¥9,900
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