ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー Marie Tomanovaの写真集「It Was Once My Univers」の発売を記念した展覧会がSUPER LABO STORE TOKYOにて11月13日(日)まで開催中。 あわせて作家を招いたトークショーがチェコフェスティバル 2022 in 東京にて10月1日(土)に開催される。
1984年に旧チェコスロバキアで生まれ、南モラビアの小さな国境の町 ミクローフで育ったMarie Tomanova。 写真や映像、インスタレーションを通して、場所、移動、記憶、アイデンティティー、ジェンダー、コミュニティをめぐる問題に取り組んでいる。 今作は、8年以上を経てチェコの南モラヴィアにある家族の農場に帰省した、2018年12月16日から2019年1月5日の間に撮り下ろされた。
彼女が写真を始めたのは、渡米した際に現地の生活で感じた居場所のなさを解消するため。 しかし、そうした困難な状況に陥った際、故郷を追体験し理想化したために、チェコに戻った2018年の冬、深い混乱と葛藤に襲われてしまう。 長く故郷を離れている間に、自分自身が異質な存在になったと感じ、それでもどこかに所属していると感じたのだと彼女は語る。 作品には、その時の矛盾した感情や方向感覚の喪失、家、家族、記憶、距離、そして時間について繊細に写し出されている。
長らく離れていた故郷の記憶が深く刻まれた写真集。 時間と距離が生んだ混乱や葛藤の写る、多面的な自画像などを目撃して。 SUPER LABO STORE TOKYO 03-6882-4874 【Marie Tomanova “It Was Once My Univers”】 DATE:11月13日(日)まで開催中 ※日曜、月曜定休 TIME:12:00pm~6:00pm PLACE:SUPER LABO STORE TOKYO ADDRESS:東京都千代田区神田猿楽町1-4-11 ADMISSION FREE WEBSITE:www.superlabostoretokyo.com/2022/08/marietomanova-itwasoncemyuniverse/ 【Marie Tomanova “It Was Once My Univers” Talk Event】 DATE:10月1日(土) TIME:12:20pm〜 PLACE:ADRIFT ADMISSION FREE ADDRESS:東京都世田谷区北沢3-9-23 WEBSITE:tokyo.czechcentres.cz/ja/program/marie-tomanova-cf2022 【Marie Tomanova “It Was Once My Univers”(Book)】 PRICE:¥7,800 AVAILABLE TO BUY FROM:superlabo.com/collections/super-labo/products/itwasoncemyuniverse-marietomanova
最新号の裏側を紐解く
0 MONCLER RICHARD QUINNが魅せる、創造性に満ちた機能美
写真家 マリー・トマノヴァを生んだ、ニューヨークの多様性
希望あふれるアメリカの姿を捉えた気鋭の写真家 マリー・トマノヴァのイベントを開催
今週のおすすめアート
作家の記憶を綴った青い日記
新作キャンドルが織り成す、美しい香りの体験
アートのように立ち現れる日常風景
新しい場所になじんでいく変化の感覚
「NEW BALANCE」の新作「M1000WA」と紡ぐ、ファッションの喜び
優美な輪郭と自由な精神性が交わる、「GIVENCHY」のニュースタイル
モードの最先端で輝いた加茂克也の軌跡
自由な姿で謳歌する、「GOLDWIN」と輝きのひと時
最新号の内容を紹介
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売
のんアートブック「Non」が「Lula BOOKS」から発売
「CHROME HEARTS」の不朽のスピリットをたたえる、色鮮やかな肖像
ソフィア・コッポラをオマージュした夢幻的な世界
多彩な創造と自然の調和が紡ぐ新たな価値
「ISSEY MIYAKE」が表現する、自然の中の見えない形
横浪修が語る、「Assembly Teshikaga」のパーソナルな記憶
杉咲花とエターナルな「黒」
儚い蛍の光に託す、環境変化と世界への想い