Moni Haworth × Lotta Volkova
不可思議な旅を描くファンタジー作品
イギリス出身の写真家 Moni Haworthと、ロシア出身のスタイリスト兼コンサルタント Lotta Volkovaによる写真集「0081」が、SUPER LABOより11月9日(土)に発売される。
1962年にイギリスで生まれ、1995年に自身初となる展覧会「FIRST SKIN」をブリストルで開催したのち、2012年にロサンゼルスへと移住して活動を続けるMoni Haworth。
情報が欠落し、想像力を掻き立てるようなローファイのイメージを好み、2021年にはアーティスト Petra Collinsを迎えた初書籍「Lunar Library」を刊行した。
ロシア・ウラジオストクで生まれ、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズで写真とファインアートを専攻したLotta Volkovaは、その後スタイリングに関心を集中させ、現在はパリとロサンゼルスを行き来しながら国際的に活躍する。
「MIU MIU」や「CHLOE」などのスタイリングやコンサルタントを務め、エディトリアルはVogue ItaliaやDAZED、i-Dといった多くの雑誌に掲載されている。
そんな2人による「0081」は、アーティストの霊樹を主演に制作した320ページに及ぶファンタジー作品。
大都会の光からさびれた人形の村へと続く道の中で、サムライ・スパイダーや不思議なペット、内なる悪魔、B級ホラー・クリーチャーが登場する。
それは靈樹が現実と時間を超えて、東京から自身の生まれ故郷である鎌倉へと旅をする物語。
東京の喧噪を離れ、レストランのウィンドウに飾られた食事のレプリカや、目を奪われるような料理、ネオン、ニッチなバーなどが、都市伝説や現代の民間伝承に取り憑かれた遠い山や森への幻想的な入口となる。
己の内なる悪魔を追いかけ、不可思議な旅に出た彼女は、現実からフェードイン、フェードアウトを繰り返しながら、やがて生まれ故郷の鎌倉へと戻っていく。