アーティスティック ディレクター Virginie Viardが、詩的な感情と60sの雰囲気に注目した今コレクションは、メゾンのコードに忠実でありたいという想いから、シンプルさと正確さをどこまでも追求。

音楽カルチャーの基盤とも呼べる都市 英国・マンチェスターの北部にあるトーマス ストリートを舞台に、夕暮れ時に行われたショーでは、色合いが重視され、スーツやバッグが、ポップで鮮やかな色彩やパールで彩られた。

サーモンピンク、パンプキン、アップルグリーン、マスタード、スカイブルー、レッド、そしてセピアの配色が、フェミニンで唯一無二なルックの数々を輝かせている。

今コレクションの主役として登場したのは、ツイードやフィット感のあるカッティングにローウエストのスカート、カシミヤのニットウェアなどのイギリスらしさが漂うアイテム。

ジャケットの裾にあしらわれたチェーン、コントラストを効かせた裏地、より自由な動きを可能にするトップステッチが施されたパネルは、Gabrielle Chanelの精巧なテーラリング技術をたたえている。

そして、Métiers d’artのアトリエが集結するle19Mの卓越した職人たちが手がけたプリーツやフェザー、刺繍などがコレクションに奥行きをもたらし、ジーンズ、レザー、ニットウェア、ベビードール、ストラップレスドレスには、サッカーやマンチェスターの音楽カルチャー、英国の田園風景など、さまざまな要素が投影された。

さらに、英国人フォトグラファー Jamie Hawkesworthが同地で撮り下ろした写真も公開。

「CHANEL」のアンバサダーであるSofia Coppola監修のもと、今コレクションに身を包んだマンチェスター出身の若者たちが瑞々しく登場した。

活気に満ちた、音楽性を感じる魅惑のコレクション。
愛され続ける伝統に加わった、鮮やかなスピリットを目撃して。



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