Acne Paper issue 17
錚々たる芸術家たちが会した珠玉の1冊
「ACNE STUDIOS」が手がける「Acne Paper」の17号目がローンチ。
昨年のリニューアル号で、本と雑誌のハイブリッドとして新しいフォーマットと500ページへの拡大という大胆なディレクションにより再構築された「Acne Paper」。
今回の新刊はそのアイデアをさらに1歩推し進め、ヒストリー、ロマン、カルチャーアートジャーナル、ファッションエディトリアルなど、実験的かつ学術的な内容を、2022年11月にミラノで行われる「Acne Paper」のプレゼンテーションで100歳を迎える、アート界の架空の人物 Atticusの物語を中心に構成。
本誌においてこれまでで最も重要なアート号となっており、Andy Warhol、Cy Twombly、René Magritteらといった50人以上の現代アーティストの作品が掲載された。
目玉となるのは、Atticusが書いた回想録。
Balanchine、Merce Cunninghamのもとでダンサーとして活躍した彼が、その後、アート界の著名人になるまでに歩んだ文化的な軌跡を5章にわたって展開。
そして彼が尊敬し、出会い、親交を深めてきた巨匠、ダンサー、ミュージシャン、作家、デザイナー、建築家など眩いばかりのギャラリーが、人生で選ばれた瞬間を鮮やかに映し出した。
その中心にあるのは、生涯の恋人であったDesmondとの関係で、同性愛者が罪人とみなされていた時代が思い起こされている。