SACAI 2022 Pre-Spring

絆を表した異素材同士の美しい共鳴

Fashion
27.Jul.2021

「SACAI」が2022年ウィメンズプレスプリングコレクションと、メンズ春夏コレクションを発表した。

「Bonding（絆）」を表現した今コレクションは、「一体感」を表すメタファーとして、また、2つの素材を繋ぎ合わせる技術として、ブランド当初からの核となるハイブリッドの考えを再解釈。
実用性とテクニカルウェアの機能を果たすボンディング加工から着想を得て制作したアイテムや、大胆な構築的フォルムや鮮烈なピンクカラーをアクセントとして取り入れたアイテムが幅広くラインナップする。

ペイズリーバンダナのプリント、バッファロー・チェック、ラグ・ジャカードなどといったブランドの象徴的なファブリックは、撥水加工されたテクニカル・ナイロンと合わさり新たな文脈を構築。

スーツのシェイプは、ワークウェアのポケットや止水テープなど、アウトドアのテクニカルなディテールとミックス。
チェスターフィールドのロングコートのシルエットは撥水加工のコートドレスへと姿を変え、サテンはリップストップナイロンと、クラシカルなツイードのカーディガンジャケットは撥水パネルと一体化し、より実用的にデザインされた。

またバッファローチェックは、シフォン生地をベースに3種類の異なる生地を繋ぎ合わせて再構築。
バンダナプリントはシフォン地にアップリケとして再現された。

今コレクションのアイデアのベースとなる究極の表現方法は、Errolson Hughの「ACRONYM®」とのコラボレーションによるもの。
「ACRONYM®」のシグネチャーであるテクニカルなディテールと「SACAI」の生地やシェイプを組み合わせたコレクションの中には、「ACRONYM®」にとっての初のドレスも加わった。

さらにパリのセラミックメーカー「ASTIER DE VILLATTE」のピックニック用品が入った籐製のピクニックバスケットも、今シーズンの「一体感」のスピリットを表現している。