生活様式が大きく変化を遂げている今、洋服に求めるものと改めて向き合い、この複雑な時代感や多様性を反映させた今コレクション。
一見相反する要素同士を掛け合わせることでデザインにバランスが生まれ、心地よい抜け感と遊び心を宿している。

ラインナップするのはジッパーやリブカフス、伸縮性のある素材などスポーツウェアから着想を得た、快適さや実用性と「JIL SANDER」らしい優雅な香りをまとった品々。

鮮やかなオレンジが目を惹くキャッチーなトラックスーツは、コレクションの中でも一際強い存在感を放つ。

ハイネックかつアシンメトリーなデザインや、長く尖った襟が配されたシャツは、アンバランスが生み出すユーモアをまとっている。

プリーツがアクセントを効かせるボリューミーなドレスは、美しく織られたフィルクーペやフェルト加工されたジャージー、リサイクル可能な素材など、あらゆる生地を用いて制作。

日中はフラットシューズを、夜のお出かけにはヒールでアクセサリーをプラスすればイブニングドレスにも変身。
さまざまな表情を魅せてくれる。

主にピュアカシミアを使用した肌触りのよい贅沢なネイビーのケープは、敢えてリラックスパンツやテーラードジャケットに合わせることで、シャープさや柔らかさという、今コレクションにおける主題である多彩さを表現し、対照的な要素を強調。

ポインテッドトゥに大きな長方形のバックルがついたシューズは、フラット、アンクルブーツ、ロングブーツの3型で展開する。


激しい変化を迎えている現代、「JIL SANDER」が考える“心地よい服” がもたらす高揚感に身を委ねたい。



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